救急車の到着に約4分の遅れ 隊員ら「地図見比べる」ルール守らず 男性は搬送先の病院で死亡 北海道
北海道・当別消防署の救急車が出動先の住宅を間違え、到着が遅れていたことがわかりました。
男性は心肺停止の状態で病院へ搬送され、その後、死亡しました。
救急車の到着に遅れが発生したのは、当別消防署の当別救急隊です。
石狩北部地区消防事務組合によりますと、9月19日午前9時ごろ、「50代の男性が倒れ意識がない」と通報を受け出動した救急車が、男性宅の住宅を間違え、到着がおよそ4分遅れたということです。
男性は心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。
通常は出動指令書と救急車内の2つの地図を見比べ、出動先を確認しますが、隊員らはこのルールを守っていませんでした。
男性宅は共同住宅で、救急車は見た目が似た別の棟に行ってしまったということです。
組合は男性の遺族に遅れたことを謝罪していますが、男性の死亡と救急車の遅れに因果関係があるかは調査中としています。
09/22(月) 19:11