道内2地点で“真夏日”に! ハンディファン売り場も盛況 熱中症疑いで搬送3人…あすも暑さ注意
かげろうが立つ北海道北見市。
5月16日の最高気温は30.3℃を観測し、真夏日となりました。
(北見市民)「暑いですね。これから夏がすごく心配です」
(記者)「夏物を用意していた?」
(北見市民)「急に(Tシャツを)出して着たので正直びっくりした」
16日の道内は南から暖かい風が吹き込み、フェーン現象が発生したために各地で気温が上がりました。
(山岡記者)「札幌の大通公園です。噴水に入って涼みたくなるくらい日差しが強くて暑いです」
札幌では27.1℃を観測。
2025年で一番の暑さとなりました。
公園の噴水では水遊びをする子どもたちの姿もー
(札幌市民)「水遊びが出来たので息子が喜んでよかった。めちゃくちゃ暑くてバテそうです」
(札幌市民)「驚きですよね。夏みたいですよね。この間まで暖房をつけていたのに。(子どもは)気づかないうちに脱水症状になることが多いから気をつけていかなければ」
北見市から旅行で来たという夫婦はー
(山岡記者)「アイスはいかがですか?」
(北見から来た人)「おいしいです。(札幌に)来るときは常呂町は10℃くらいで寒かった。こっちに来たらこんなに暖かい。汗だくです」
暑さをしのぐグッズとして定番となったハンディファンを使う人も見られました。
(ヨドバシカメラ 鎌田康平さん)「こちらが人気のハンディファンです」
札幌市の家電量販店です。
4月からハンディファンの売り場を作ったといいます。
(ヨドバシカメラ 鎌田康平さん)「夏に近づくにつれどんどん売れ行きは上がってきている。最近の北海道だと気温も高くて暑さに苦しんだということを接客中に聞くことは多いので、ハンディファンを使って少しでも暑さを和らげてもらえれば」
16日の道内は北見市と置戸町境野の2地点で真夏日となり、74地点で夏日となりました。
17日も道北や道東の内陸を中心に夏日となる地域があるため、熱中症への注意が必要です。
暑さの影響で、置戸町では外で運動中だった高齢男性のほか北見市内で2人と、合わせて3人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。
また、遠軽町でも午後2時半ごろ、ビニールハウス内で作業をしていた90代の女性が熱中症の疑いで病院に搬送されています。
改めて熱中症にならないための予防策を確認します。
まず、外出するときはこまめに休憩をとるようにしましょう。
そして、半袖など涼しい服装をしてください。
また、日差しを避けるためにも日傘や帽子の活用も有効です。
のどが渇いていないと感じても、水分をこまめにとることも大切です。
熱中症になりやすい時間帯は正午すぎから午後3時ごろなので特に気をつけてください。