「電車を逃してもう一泊…」除雪作業のためJR夜間運休 空港では臨時バスに長い列 大雪の影響
記録的な大雪の影響で、JR北海道は1月29日も午後9時以降に札幌駅を発着する列車を運休します。
28日は多くの人が、夜間の移動手段確保のため対応に追われました。
JR札幌駅北口にある居酒屋です。
28日の夜、多くの人で賑わっていました。
時刻は午後8時ごろ、こちらの2人組はまだ飲み始めたばかりということですがー
(客)「月曜日に会おうとしていたんですけれど、雪がすごくてJRもバスも止まってきょう(きのう)にしたんですけれど、午後9時に電車が終わるのでそれまでに帰らないといけないよねとなった」
いつもは終電ギリギリの午前0時前まで飲んでいるということですが、29日は午後9時前に店を後にしました。
(井上カメラマン)「ホワイトアウトですね。先が見えないです」
1月25日、24時間降雪量が1月の観測史上最大となった札幌。
JRはダイヤが乱れ、27日までの3日間で1200本以上が運休しました。
28日に引き続き、29日も午後9時以降に札幌駅を発着する列車は運休となります。
(百瀬記者)「快速エアポートの発車時刻まで残り5分を切っています。駆け足でホームに向かっていく人の姿が見えます」
札幌駅から新千歳空港へと向かう快速エアポートの最終列車は午後8時4分発。
28日は足早にホームに向かう人の姿が多く見られました。
(百瀬記者)「最終間に合いますか?大丈夫ですか?」
(乗客)「大丈夫ですよ!」
しかし、中にはこんな人も。
(東京から来た人)「飲み会で飲んでいて電車を逃してもう一泊する」
(百瀬記者)「終電が午後9時前に終わりましたが?」
(東京から来た人)「全然知らなかったです。飲んでいるときに教えてもらって」
(男性)「僕らより高い雪が積もっていて想定外です。しょうがないとは思うがもう帰れないのできょうは夜遅くまで行きましょうと!」
慌ただしさは新千歳空港でもー
(職員)「JR運行まだしています。(普通列車は)21時13分発予定です」
空港発の快速エアポートは午後8時47分が最終です。
これ以降の飛行機で到着した人は、JRで札幌に移動することができません。
(坂田カメラマン)「臨時バスに乗るためにずらっと人が並んでいます」
このため、北海道エアポートはバス会社3社の協力を得て、午後9時以降に空港から大谷地へと向かう臨時バス34便を手配し、乗り場には行列ができていました。
(大阪からの旅行帰りの人)「大谷地行き出ている!ということで並びました。帰ることができるので安心している」
(神戸から仕事で来た人)「仕事なのでしょうがないですよね。心構え持って来ましたけど。ありがたいです。どうしようもないですからね」
神戸から仕事で来た男性はバスで大谷地駅へ。
およそ45分後に無事到着しましたが、地下鉄への乗り換えも慣れない土地では一苦労です。
(神戸から仕事で来た人)「もともとは電車ですすきののホテルまで行こうと思っていた。大谷地から電車でどのくらいかかるかわからないので、早くチェックインして明日に備えたい」
新千歳空港では25日、JRなどの運休によって空港で足止めされる人が相次ぎ、およそ7000人が空港で一夜を明かしました。
この時の空港側との情報共有について、JR側はこう説明していました。
(JR北海道 佐藤一朗運輸部長)「HAP(北海道エアポート)とは(連携が)うまくいったというのが実感。引き続き連携を強化していきたい」
しかし、北海道エアポートの認識は異なっています。
多くの滞留者を出したのは、列車の運行状況に関するJR側の情報提供が不十分で、航空便の発着制限などの調整ができなかったためだ、などとして28日、JR北海道に書面で抗議しました。
さらに、列車の運休や再開の見込みについても情報の精度を高めるよう要求したということです。
(北海道エアポート 長町泰雄施設部長)「本来JRと連携をとってお客様を滞留させないと日ごろ考えているところですが、今回はJRの運行も二転三転して、25日は多くの滞留となってしまい非常に残念」
抗議に対してJR側は「必要な取り組みを検討するなど真摯に取り組んでいく」とコメントしています。
いまだ影響が残る今回の大雪。
北海道エアポートは29日も午後9時ごろから、新千歳空港から大谷地へと向かう臨時バスを運行することにしています。