10月も暑い日が続く こたつが売れず…商戦に異変 新冠町では季節外れの桜の花!北海道
10月に入ってもまだ暑い日が続いています。
2日の北海道内は、函館など5つの地点で夏日となりました。
秋冬商戦にも変化が起きているようです。
(吉岡記者)「オータムフェストで賑わう大通公園ですが、秋とは思えない日差しが降り注いでいます。半袖になってやっと、ちょうどいい気温です」
最高気温24.4℃と、夏日の一歩手前まで気温が上がった札幌。
半袖半ズボンで歩く人や、ソフトクリームを食べて涼む人も見られました。
2日の道内は函館で25.9℃を観測するなど、5地点で夏日となりました。
暑さの影響か、新冠町明和では季節外れの“ある異変”がー
なんと、桜の花が10輪ほど咲いていました。
原因は分かっていませんが、近くの住人によると、この時期に咲くのは初めてだということです。
10月も続く暑さの影響は、秋冬商戦にも変化をもたらしていました。
(バンヤードストーム大丸札幌店 藤井さやかさん)「例年は厚手のアウターが人気なのですが、ことしはファーベストが人気になります」
こちらの洋服店では、厚手の上着が2024年と比べ売り上げが減少。
一方で、袖がなく体温調節をしやすいベストが売れているといいます。
(買い物客)「悩ましいですよね、きれいですよね」
買い物中の女性が手に取ったのは、ストールです。
(長南記者)「昼は暖かいが朝晩は冷え込む。そんな時に役立つのが大判のストールです。生地は薄手でウールでできていますが、羽織ると暖かい」
体温調節ができて持ち運びもしやすい薄手のストールは、2024年より売り上げが伸びているということです。
札幌市内のホームセンターでは家電の売れ行きに変化が。
冬のお供、こたつの売り上げはー
(ジョイフルエーケー屯田店 島﨑慎吾副店長)「売り上げ前年比で33%と伸び悩んでいます。気温が下がらないと秋冬物は伸びてこない状況」
こたつの販売に苦戦する一方、ストーブは割引やボックスティッシュのおまけをつけるなど、売り上げを伸ばすために工夫を凝らしていました。
道内では週末にかけてさらに気温が上昇する見込みで、秋冬商戦の変化はもう少し続きそうです。