「ノーモアメガソーラー」 釧路湿原での建設歯止めに…希少動物の保護条例目指す 北海道釧路市

【画像】「ノーモアメガソーラー」 釧路湿原での建設歯止めに…希少動物の保護条例目指す
北海道東部の釧路湿原の周辺で太陽光発電所が乱立している問題で、建設に歯止めをかける仕組みづくりが進められています。
2025年6月1日「ノーモアメガソーラー」を宣言した釧路市は、湿原や周辺に生息する野生生物5種を「特定保全種」に指定し条例化を目指す方針を固めました。
指定されるのは、国の特別天然記念物や絶滅危惧種などのタンチョウ、オジロワシ、チュウヒ、キタサンショウウオ、オオジシギの5種です。
釧路市では出力10KW以上の太陽光発電所を計画する事業者に許可申請を求めています。
条例案では、市街化調整区域と5種の生息場所が重なるエリアを「特定保全区域」に指定し、事業者に対し生息調査や保全対策を義務づけ、従わない場合は建設を許可しない方針です。
釧路市は太陽光発電所の乱立に、一定の効果があるとみて、9月の定例市議会への提出を目指します。
06/17(火) 20:03