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「子どもが泣いていた」沿線火災で列車立ち往生 14日朝に運転再開 出火原因調査 JR函館線

JR函館線の銭函駅付近で5月13日、小屋と船が燃える火事がありました。

警察と消防は先ほどから実況見分を行い、出火原因を調べています。

小樽市のJR函館線・銭函駅付近で発生した火事。

消防に通報があったのは13日午後4時半ごろ。

(付近の住民)「漁師の番屋が燃えています」

けたたましいサイレン音とともに、駅のホームからも黒煙が立ち込めているのが確認できます。

(百瀬記者)「通報から1時間以上経ちましたが、依然として消火活動が続いています。白い煙が沿線の方に流れ込んでいます」

この火事で作業小屋5棟と船2隻などが全焼。

けが人は確認されていません。

現場はJR函館線銭函駅近くの沿線沿い。

駅からおよそ450メートル離れた海と崖に挟まれた場所です。

(百瀬記者)「電線がバチバチと音を立てながら燃えています」

JR北海道によりますと、送電線に延焼した影響で、銭函駅と朝里駅の間で普通列車と快速エアポートの2本が立ち往生する事態に。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「札幌方面に向かう2本の列車を途中停車することになりまして、結果として多くのお客様に大変ご苦労様をおかけしたということで、改めてお詫びを申し上げます」

13日午後6時すぎに、銭函駅近くに停止していた普通列車の乗客およそ100人が降ろされ、線路上を歩いて銭函駅に向かいました。

(乗客)「子どもが泣いていたからちょっとかわいそうだった。平気ですってママは言っていたけどかわいそうだった」

駅から離れていたエアポートの乗客およそ200人は一時、身動きが取れなくなったということです。

火災発生からおよそ5時間後の13日午後9時半ごろに、ディーゼル列車で移送されました。

また、函館線は13日、手稲と小樽間で終日運転を見合わせていましたが、14日午前6時半ごろまでに復旧作業が終了し、運転を再開しました。

運用上の都合で、快速エアポート4本を含む31本の列車は運休または部分運休が決まっています。

(利用者)「(子どもが修学旅行に)無事行けます。よかったです」

(利用者)「影響は通勤にもあると思うので早く復旧してほしいです」

(山内カメラマン)「午後1時半です。警察と消防が火災現場で実況見分を行っています」

警察と消防は午後1時半から火災現場で実況見分を開始。

沿線の全焼した作業小屋を入念に確認していました。

警察は小屋の所有者からも話を聞くなどして出火原因を調べています。

05/14(水) 16:25

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