無許可で建物を建てるなど法令違反が発覚した札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」について、運営会社が札幌市に提出した建物の一覧を記載した文書が、情報公開請求により明らかになりました。

札幌市が公開したのは、「ノースサファリサッポロ」を運営するサクセス観光が２月１８日に提出した文書です。

市が違法と指摘した建物１５６棟の配置場所や用途のほか、建物の撤去前後や移動中の写真が掲載されています。

文書の公開にあたり、札幌市は除却予定など一部を非公開にしましたが、その理由について、「除却に向けた今後の指導業務に支障が出ることを防ぐため」と説明しています。

札幌市は今後、「ノースサファリサッポロ」の立ち入り調査を実施し、建物の除却状況を確認する方針です。