釧路のメガソーラー設置工事 道が工事中止を勧告 大阪の事業者…湿原周辺で許可を得ないまま開発
北海道・釧路湿原周辺で行われているメガソーラーの設置工事について、道は森林法に反する開発行為があったとして、事業者に工事中止を勧告しました。
事業者からは「工事を中止する」と回答があったということです。
(岡嶋秀典水産林務部長)「林地開発許可が必要な面積の0.5ヘクタールを超えていたため、本日工事の中止勧告を行いました」
道は9月2日、釧路湿原周辺で進められているメガソーラーの設置工事について、大阪の事業者に対し、口頭で工事中止を勧告したことを明らかにしました。
道によりますと、森林法では0.5ヘクタールを超えて林地開発を行う場合、都道府県の許可が必要だと定められていますが、釧路湿原周辺での工事は許可を得ないまま0.86ヘクタールの開発が行われていました。
8月29日に道や釧路市が施工業者の立ち合いのもと現地を確認したということです。
(加納剛林務局長)「いま工事の中止勧告をさせていただきましたので「工事は中止する」という回答をいただいている」
道は今後、事業者に文書で中止勧告を出すとともに、対応策などを検討するとしています。
09/02(火) 17:27