【注意】バッテリー発火や爆発も「スマホ熱中症」暑さで動作不良に…原因は“ポケット” 対策は?
クーリングスポットに避難して暑さを乗り切ることが重要ですが、熱中症になるのは人や動物だけではありません。
「スマホ熱中症」という言葉をご存知でしょうか。
普段私たちが使っているスマートフォンも暑さの影響で不具合が起こる現象がいま相次いでいます。
総務省の最新の調査(2023年)によりますと、スマートフォンの普及率は90.6%。
世代を問わず私たちの生活に密に関わっていて、手放せないものになっています。
そんなスマホが「熱中症」になる、一体どういうことなのでしょうか。
【スマホ熱中症とは】
スマホ熱中症とは、高温により動作不良や故障を引き起こす現象のことで、
・動作が重くなる
・充電が遅くなる
・カメラなどの一部機能の制限
・電源が落ちる
・電池の劣化が進み使用時間が短くなる
などに繋がりますが、最悪の場合バッテリーが発火したり、爆発につながる恐れがあるということです。
主な原因は高温環境下での長時間の使用や、充電しながらの使用などが挙げられますが、みなさんが普段行っている何気ない行動が、スマホ熱中症の引き金をひく可能性もあります。
スマホ熱中症の原因というのは、ポケットに入れて持ち歩くことです。
特に男性に多く、夏場は衣類のポケット内も高温・高湿になりやすいので、外出時はなるべくカバンなどに入れて持ち歩くことで予防できます。
直射日光や車内放置はもってのほかです。
では、実際に「スマホ熱中症」になってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。
【スマホ熱中症対処法】NTTドコモによりますと、
・電源をオフにする
・扇風機などで涼しい風を送る
とにかく内部温度を下げることが重要なのですが、絶対にやってはいけないことがあります。
・保冷剤で冷やす
・冷蔵庫に入れる
急激に冷やすと結露などにより故障の原因となるので、「ゆるやかに温度を下げる」ようにしてください。
人もスマホも、暑さ対策をしっかりしながら夏を乗り切りましょう。