「線路点検実施」と虚偽報告し社用車で私物スマホ操作 動物の処理手当1万円超も不正申請 JR北海道

JR北海道は2025年5月8日、札幌保線管理室の社員が2023年に、線路の点検を怠ったにもかかわらず実施していたとする虚偽の報告を行ったうえ、小動物の死がいを処理することで支給される慰労金を、不正に申請していたことを明らかにしました。
札幌保線管理室の作業員3人は2023年9月8日、苗穂ー白石間の線路の点検を怠ったにもかかわらず、作業責任者が点検を実施したかのような現場点呼簿を提出していたということです。
当時3人は、社用車で現地に移動し、車内で私物のスマートフォンを操作するなどしていました。
さらに作業責任者は、巡視中にスズメ2羽の死がいを処理したこととして、処理手当にあたる慰労金1万2000円を不正に申請していました。
同年9月12日に、作業員3人のうち1人から申告を受け発覚し、慰労金は支給されませんでした。
JR北海道は、点検を怠った苗穂ー白石間の線路に異常はなかったとしています。
JR北海道は、作業員3人に対しすでに社内処分を行っていて、作業を厳正に実施するよう指導するなど再発防止に努めているということです。
05/08(木) 18:00