道南のスルメイカ漁が解禁となりました。

初水揚げとなった６月１日夜は数匹しか獲れなかったため、市場では初めて初水揚げによる競りが中止となりました。

みずみずしいスルメイカですがー

函館港で１日夜、水揚げされたのはわずか数匹でした。

道南では１日にスルメイカ漁が解禁され、１１隻が出漁しましたが、２０２５年は１匹も釣れなかった船が多く、漁師から落胆の声が聞かれました。

（漁師）「赤字赤字。しばらく（漁に）行けない」

（漁師）「イカがいないと本当に函館の船もそうだし我々もいなくなってしまう」

２日朝の市場では、競りに出すイカがないため、初競りが中止となりました。

市場によりますと、初水揚げで競りができないというのは初めてだということです。

（函館魚市場　美ノ谷貴宏さん）「解禁日に獲れていないというのは初めてですね。きょうあす急にイカが出てくる獲れるとは考えられないのかなと思う」

１日にスルメイカの水揚げがほとんどなかったことから、多くの漁師がしばらく漁を休むということです。