新しい藤丸が出来るまで…5年間の仮店舗「藤丸パーク」地元グルメなど市民の新たな憩いの場に 帯広市
2023年に惜しまれながらも閉店した、道東唯一の百貨店「藤丸」。
営業再開までのあいだ運営される仮設の商業施設が7月3日に公開されました。
地元で人気の飲食店などが揃い、市民の憩いの場所となりそうです。
(店員)「お待たせしました。フレッシュケバブです」
十勝産の食材を使った本格的なドネル式ケバブや、清水町で35年の歴史を持つ老舗蕎麦店のそば。
そして、帯広といえば欠かせない、インデアンのカレーを使ったキーマカレーまで!
帯広市で内覧会が行われたのは、7月6日にオープンする商業施設「藤丸パーク」です。
藤丸といえば、2023年まで営業された道東唯一の百貨店です。
グルメや贈答品の購入など長年地元に愛されてきましたが、売り上げが徐々に落ち込み、122年の歴史に幕を下ろしました。
その後、建物などを引き継いだ会社が2030年の営業再開を目指し、活動を開始しました。
今回オープンする藤丸パークは、新しい藤丸が出来るまでの仮の店舗。
憩いの場にしていきたいということです。
(藤丸 村松一樹社長)「(藤丸の再建までに)5年間の空白の時間を設けるのは、藤丸の名前を継がせていただいた我々としてよろしくない。様々なエリアの人に集まっていただいて交流していただく場所になってほしい」
藤丸パークには道東や全国のこだわりの商品が買えるセレクトショップや、十勝産の食材を使ったケバブ店などの飲食店3店が出店しています。
中にはあの帯広のソウルフード・インデアンのカレールーを使用したキーマカレーなどが食べられるお店もあり、地元のグルメを楽しむことができます。
(武田記者)「独特の家庭的な味にコクもあってとてもおいしいです。これはやっぱりインデアンのカレーですね。夏でもおいしい」
地域に愛される店として新しい一歩を踏み出す藤丸パーク。
一般公開は7月6日からで、新しい藤丸は2030年ごろの営業開始が目指されています。