韓国料理店が1.5倍に増加 札幌に“本場の味”が続々登場「韓流の影響大きい」食文化にも変化
済州島式サムギョプサルや韓国スイーツ、それにジンギスカンも。
いま、札幌では韓国グルメの飲食店が続々とオープンしています。
人気が広がる背景には何があるのでしょうか。
韓国の人気チェーンが北海道初出店
札幌市中央区に2025年12月にオープンした「ネネチキン」。
韓国でおよそ1200店舗を展開する人気チェーンの、北海道1号店です。
その看板メニューが…サクサクに揚がった「韓国チキン」。
甘辛い「ヤンニョムソース」を絡めたヤンニョムチキンが1番人気の味です。
こちらは、チーズ味のチキンと合わせたハーフ&ハーフセット。
ボリュームも満点です。
(客)「辛すぎなくて食べやすくておいしいです」
(客)「超ザクザクです!めっちゃおいしいです」
この日、店内を見回すと、目立つのは若い女性客。
チキンを前に、まずはパシャリ。
(客)「2台持ちで来ています。デジカメと古いスマホ」
(客)「即インスタにあげようかな」
食べる前に撮る、が当たり前になっています。
(ネネチキン札幌すすきの店 小野寺栞さん)「ご飯を食べに来て、写真を撮って、あげるまでがセットだと思う。韓国ドラマでチキンを食べているシーンを見て『おいしそう!』と思って来て、『やっと食べられた』『食べたかった』と言われることが多い」
サムギョプサル “本場の味”を提供
韓国の定番料理のひとつ・サムギョプサル。
その“本場の味”を味わえる店がこちら。
2025年12月、すすきのにオープンした「韓国料理シック」です。
店長を務めるのは、韓国にルーツを持つ李将湖さん。
2024年に愛知から札幌に移住しました。
その理由はー
(韓国料理シック 李将湖さん)「名古屋は韓国料理屋さんがたくさんあって。札幌に来た時に、もっとあってもいい街だなと思って。普通のサムギョプサルとは違う、済州島式の今まで札幌にない形をやろうと思いました」
自慢のメニューは、札幌では珍しい済州島式のサムギョプサルです。
使っているのは鹿児島県産の黒豚のバラ肉。
外はカリカリ、中はジューシーに焼き上げます。
それを鉄板の上で熱したカタクチイワシの魚醤につけるのが、済州島式のサムギョプサルです。
キムチやニンニクなどと一緒にサンチュで巻いていただきます。
(山岡記者)「イワシのソース、しっかり味がします。お肉もキムチも楽しめて韓国本場の味がします」
(客)「おいしい!このソース初めて食べたんですけど、他にはない韓国料理の味でおいしかったです」
(韓国料理シック 李将湖さん)「自分がとても韓国料理が好き。韓国料理を食べて育ってきたので、もともとある韓国料理の形をそのまま再現することを大事にしている」
札幌に73店舗…なぜ韓国料理店が続々誕生?
そろそろスイーツも食べたくなります。
こちらは2025年7月、札幌市中央区にオープンしたtete's kitchen。
看板犬のもんじゃくんが出迎えてくれます。
こちらの売りは、クロワッサンとワッフルを掛け合わせた韓国発の人気スイーツ「クロッフル」です。
クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼き上げ、クリームやバナナをトッピング。
外はサクサク、中はバター風味でしっとりもちもち。
サクふわ食感を楽しめます。
(tete's kitchen 星希美さん)「クロッフルが大好きで、札幌では食べられる店が少なかったので、おいしいクロッフルを食べていただきたいと思って店を始めました」
思わずカメラを向けたくなる、映えスイーツです。
(客)「サクサクで中はもちもちしていておいしいです。けっこう映えると思います」
(客)「焼きたてでふわふわでおいしいです」
(tete's kitchen 星希美さん)「いろいろな人に知っていただきたいと思って始めた店なので、どんどん広まっていけばいいなと思います」
なぜ韓国グルメの店が続々と誕生しているのでしょうか。
飲食店情報サイトによりますと、札幌市内の韓国料理店は4月1日時点で73店舗と、5年前のおよそ1.5倍に増加しています。
韓国文化に詳しい専門家は、若い世代や女性の影響が大きいと分析します。
(北海商科大学 水野俊平教授)「まず韓流の影響が大きいと思います。ドラマで俳優さんが食べている料理を食べてみたい、または韓国に行って来て札幌でも食べてみたいという感想をもつ客が増えた。特に若い人たちや女性の反応が熱かった」
韓国グルメの波は、道民のソウルフードまで広がっています。
2025年8月にオープンしたすすきののジンギスカン店です。
主役のジンギスカンは、韓国料理で流行中のセリをふんだんに乗せていただきます。
(客)「ジンギスカン自体、多少癖があるじゃないですか。癖と癖がぶつかりあっていいのかもしれない」
(北海道ジンギスカン前代未聞 竹内富裕さん)「失礼します。カンジャンケジャンです」
さらに、この店で味わえるのが本格的な韓国料理。
石狩産のワタリガニを醤油ベースの特製ダレに漬け込んだカンジャンケジャンに、道内産のボタンエビを使ったカンジャンセウ。
北海道の食材を生かした韓国グルメです。
(客)「めっちゃおいしいです。なんかいつも食べているカニとは違う。カニ味噌がおいしい」
(客)「めちゃくちゃおいしいです。濃厚でした。ごはんが欲しくなる味で」
(北海道ジンギスカン前代未聞 竹内富裕さん)「SNSで韓国料理が目立っていたので、若い層に来ていただきたいと思ってやりました。やり始めてから客数も増えて、予約数も増えて若い女性も来てくれているのでかなり反響はあるかなと思います」
道民の食文化にも変化をもたらす韓国グルメ。
その人気はますます広がりを見せそうです。