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JR冬の“輸送障害”対策「波返し工」整備し試験運用 近年の大雪や高波で停電・運休が発生 北海道

JR北海道は近年の大雪や高波で起きた冬の輸送障害を受けて、波が越えるのを防ぐ「波返し工」を整備し、この冬から試験的に運用すると発表しました。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「高波が線路に入らない対策で、函館線の小樽築港~朝里で試験施工として護岸に波返し工をつけた」

JR函館線の小樽築港駅から銭函駅の間では、冬の高波が原因で2023年には停電、2024年には運転見合わせの輸送障害が起きました。

これを受けてJR北海道は、小樽築港駅から朝里駅の間におよそ82メートルにわたって波が越えるのを防ぐ「波返し工」を整備し、この冬から試験的に運用すると発表しました。

冬の輸送障害ではほかにも、大雪が原因で3年前に札幌圏で数日間、多数の列車が運休したほか、2月には帯広地区で特急の運休が続くなどしました。

JR北海道は2022年から除雪機を増やすなどの対策を進めています。

11/19(水) 17:34

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