中心部のほとんどが禁止区域 放置自転車の撤去始まる 駐輪場整備で放置台数減少 札幌市
【解説】札幌の放置自転車 撤去後の返還費用は値上がり 人件費や処分費用の高騰で3000円に
札幌市中心部では4月21日から放置自転車の撤去作業が始まりました。
ここ数年で市による駐輪場の整備などが進み、放置自転車の数も減ってきているようです。
(阿部記者)「トラックの上に続々と自転車が載せられていきます」
札幌市中心部で21日から始まったのが、禁止区域に止められた自転車の撤去作業です。
中心部に放置された自転車の多くは「即時撤去」の対象です。
午前中の作業で29台が撤去されました。
(札幌市自転車対策担当課 坂本新太郎課長)「(放置自転車は)だいぶ減ってきている印象はあります。市民のみなさんに(ルールが)浸透してきたという所があると思います」
これまで札幌市中心部では禁止区域への自転車の駐輪が問題となって、2015年には過去最大の8972台の放置自転車が見つかりました。
その後、市では対策を進め、現在は中心部のほとんどが放置禁止区域となっています。
並行して進めてきたのが自転車駐輪場の整備で、およそ7900台分が確保され、放置台数も2024年は453台にまで減少しています。
(札幌市自転車対策担当課 坂本新太郎課長)「ベビーカーや車いすの通行の支障になる場合もあるので、公共の駐輪場を利用してもらうようお願いします」
市によると、撤去された自転車は市内4か所の保管場所に2ヶ月ほど保管され、3000円の支払いで本人が引き取ることが出来るということです。
春の訪れとともに現れる放置自転車。
利用者のマナー向上や駐輪場の利用促進が呼びかけられています。
04/21(月) 16:23