2日長くなった春休み スポーツ施設や水族館で大はしゃぎ! 子どもに与えられた”ミッション”も
札幌では2025年から子どもたちの春休みが2日延長されました。
子どもたちにとっては普段できないことをする貴重な時間ですが、長くなった2025年の春休み、どのように過ごしているのでしょうか。
午前9時、元気いっぱいの子どもたちが続々とやってきました。
(子ども)「春休みでーす」
(子ども)「春休み!」
春休みの子どもたちがやってきたのは、札幌市内のスポーツ施設です。
地下1階から地上3階まである施設内には、人工芝が敷かれたミニサッカーコートも…
子どもたちはサッカーのほか、バレーボールなどでからだを動かしていました。
(運動保育士 水野翔斗さん)「きょうは最初サッカーをやって、次にバレーボールをやってバスケをやって、最後にドッチビー。最後は球技じゃないもので」
子どもたちが利用していたのは、1日に複数のスポーツに取り組む「マルチスポーツ」です。
「マルチスポーツ」はバランスの良いからだづくりのほか、自分に合ったスポーツを見つけられるなどのメリットがあるといいます。
ここでは「マルチスポーツ」の体験のほか食事も提供していて、春休み期間中、働きながら子どもを預ける親にとって受け皿の1つになっています。
(保護者)「低学年なので1人お留守番するわけにもいかないし、学童保育だと弁当を作らないとでちょっと辛くて。働く母としてはすごく助かっています」
(ウルクスパーク 赤坂慧さん)「新しい習い事だったり切り替えのタイミングでもあるので、春休みでまず使っていただいた上で、その先どう使っていくか検討していただく方が多いです」
札幌市中央区の都市型水族館「AOAO SAPPORO」でも春休みにあわせた試みが…
(向山記者)「春休みということでペンギンの水槽前は子どもたちでにぎわっています。こうした中こちらの水族館では春休み限定のあるツアーが開かれます」
子どもたちに与えられた任務は「水族館の裏側を研究せよ!」。
子どもたちは普段は飼育員しか入ることのできない場所に潜入しました。
(案内人)「食塩のほうはペンギン用。水槽で使っている海水は全部ここの水族館でとかして作っています」
さらに奥に進むと116個の水槽が並んでいて、たくさんの生き物たちが暮らしていました。
子どもたちにとっては貴重な体験になったようです。
(子ども)「いつもは見られないAOAOの裏側が見られて楽しかったし、初めて知ったことがあったのでよかったです」
(子ども)「いろんな生物がいて海水の仕組みなども知れてよかったなと思いました」
(AOAO SAPPORO 芝田優希さん)「水族館って生き物が中心となっていると思いますが、その裏側で人々がどうやって働いているのかとか、どんな思いで水族館を運営しているのかとか気づいていただけたらうれしいなと思います」
「AOAO SAPPORO」のミュージアムツアーは1日1回午後3時から、4月6日まで開催されています。
子どもたちはそれぞれ充実した春休みを過ごしているようです。