【解説】道路の白線なぜ消える?塗り直すのに約60億円!? 場所によって異なる管轄 北海道
住宅街などを見渡すと、横断歩道や停止線といった道路の白線が消えかかったままになっている場所が目立ちます。
【理由】道路の白線がなぜ消えるのか、施工会社に伺うと…
◆車のタイヤが通る時の摩擦により削れてしまう
◆下地になってるアスファルトが劣化することではがれる
◆北海道は冬の除雪作業によって雪や氷とともに削られる
【仕組み】
すぐに直せばいいのではと思うかも知れませんが、そうもいかない理由があるんです。
◆道路上の白線は、実はその内容によって管轄が違う
◆道路の中央や路側帯を示す「区画線」は道・市の管轄
◆進行方向や一時停止、横断歩道などを示す「道路標示」は道警の管轄
道警になかなか直せないその理由を聞いたところ…
◆道路標示に充てられる予算は例年およそ10億円
◆全て塗り直すにはおよそ60億円かかる見通し
◆白線のすり減り具合「摩耗率」を元にして塗り直しの優先度を決めて作業にあたっている
塗り直しが必要だと思う場所があれば、近隣の警察署や、道警ホームページに知らせてほしいということです。
06/05(木) 16:25