入手困難の“ボンドロ” ようやく発見も選べるのは1人1分まで…空前のシールブーム!交換会にも密着
平成時代に流行したシール集めが再びブームとなっています。
中にはあまりの人気に生産が追いつかず、品薄状態のシールもあります。
なぜそこまで人気なのか、空前のシールブームの背景を取材しました。
大行列には大人の姿も お目当ては通称“ボンドロ”
(向山記者)「人だかりができています。子どもだけでなく大人も並んでいますよ」
札幌の店舗にできた大行列!そのお目当てはー
(子ども)「シールを買いに来ました」
(客)「シールが目当てだったので」
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「ブーム前から(売上)100倍」
いま大ブームとなっているシールです。中でも圧倒的な人気を誇るのがー
(向山記者)「なんていうシールにしたの?」
(子ども)「ボンボンドロップシール」
立体的でぷっくりした形が特徴の「ボンボンドロップシール」、通称・ボンドロです。
(子ども)「いつもはないあんまり。ボンドロは売っていなくて」
(客)「売っているところに遭遇することがないので」
売れに売れて在庫切れが続出!社会現象を巻き起こしているシールブームに迫ります。
まずは話題のボンドロを札幌市内で探してみると…
(向山記者)「ありました、シールコーナーです。ありますかね、ボンドロシール」
こちらの文具店ではおよそ800種類のシールを取り扱っていますがー
(向山記者)「ないです、ボンドロ」
(向山記者)「ボンボンドロップシールを探しているんですけど…」
(店員)「ボンボンドロップシールは現在完売となっております」
(向山記者)「入荷は?」
(店員)「現在入荷は未定となっております」
ならば、別の文具店を訪ねてみるとー
ぷくぷくしたシール発見!でも“ボンドロ”とは違う!?店員も集める人気ぶり
(向山記者)「ボンボンドロップシールと書いたポップがありますね。ということは、ぷくぷくしている、これがまさか、あのボンドロですかね?」
ようやく発見!かと思いきや…
(北海道クラウンラソラ店 木元洋介店長)「こちらは空気が中に入っていて、ボンボンドロップシールとはまたちょっと違うシール」
うーん残念!またしてもボンドロは在庫切れ…
(向山記者)「かわいくて立体的なものが人気?」
(北海道クラウンラソラ店 木元洋介店長)「そうですね。ボンボンドロップシールは私も集めていて」
(向山記者)「シールを集めている?」
(北海道クラウンラソラ店 木元洋介店長)「はい。このあいだ(シール帳が)10冊目になりました。いまはもうこんな状況でなかなか手に入らなくて」
こちらの親子もボンドロを探しに来ていました。
(客)「お店でみてもないです。インターネットで抽選販売も申し込んだことはあるが一度も当たったことない」
(向山記者)「お店にボンドロがあったら?」
(子ども)「うれしい。それで買う。買いたいなぁ」
販売は“1人1分間”時間限定 ブームの火付け役は即完売!
入手するのがとても困難なボンドロ。
しかし、取材ならばと特別に入荷したのを教えてもらいました。
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「ようやくボンボンドロップシールが入荷してきました」
(向山記者)「ボンドロですね!いつ入ったんですか?」
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「きのう入ったばかりになります」
(向山記者)「ついに出会えました、ボンドロに!」
シールブームの火付け役ともいわれる「ボンボンドロップシール」。
2年前に発売され、出荷数は1500万枚を突破、
あまりの人気に生産が追いつかず、いつ店頭に並ぶかは見通せないといいます。
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「きょうは希望する方に並んでいただたいて、お一人さま3枚までと販売する予定」
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「こちらに並んでください。走らないようにお願いします」
混雑を避けるため、入荷したばかりのボンドロなどを1人1分間の時間限定で販売。
(コーチャンフォーミュンヘン大橋店 木下裕太さん)「1分間でお願いしております。残り30秒となります!」
(子ども)「え、かわいい。もっとお金持ってくればよかった。ぷっくりしていて宝石みたいでかわいい」
(子ども)「ボンボンドロップシールがたくさん並んでいたからめっちゃうれしかった」
(客)「ただ見ているだけでもかわいい。眺めているのが好き。魅力です。キラキラしているのもいい」
子どもも大人も虜にするボンドロ。平日にもかかわらずあっという間に完売です。
“樹脂”流し込み2重に印刷 大人も子どももシール交換に夢中
人気の裏にはメーカー側のある仕掛けがありました。
(クーリア社長室 倉掛誠一室長)「ぷっくりしているカプセルの部分に樹脂を流しこんで、底と表面のカプセルのところに2重に印刷されている。そういうところで立体感がでてくるのが特徴」
江別市のお宅で開かれたのは、シール交換会。
幼稚園から中学生の友達同士が分厚いシール帳を持ち寄りました。
(子ども)「これもらっていいですか?」
(子ども)「余裕でもらってください!」
(子ども)「みんな自分らしいシール帳で、見ているだけでおもしろい」
(子ども)「自分が持っていないシールをもらえるのが楽しい」
お気に入りのシールが見つかったようです。
シール交換をするのは子ども同士だけではありません。
すすきのにあるバーでは週に1回、昼間にシール交換のカフェを開いています。
(INDEX-SAPPORO 上前夢花副代表)「特に大人の方はあまり交換する機会・場所がないので、こういう場所を提供することで皆さん交流できるかなと思って」
(訪れた人)「9冊持ってきて3冊置いてきました。5万円とかは使っている気がする」
カフェを訪れた人は誰とでも交換できるということで、記者もどさんこくんのシールを持って挑戦です!
(向山記者)「この傘は?」
(訪れた人)「だったら…2どさんこくん」
(向山記者)「楽しい。新しいコミュニケーションツールな気がします!」
それぞれがシールの価値を自分で決め、交渉しながら交換します。
(訪れた人)「知らない方だと見たことない持っていないどさんこくんのシールとかに出会えるのでいいかなと」
シールを通じて広がるコミュニケーションの輪。
消費者行動に詳しい専門家は、ブームの背景をこう分析します。
(ニッセイ基礎研究所 久我尚子さん)「デジタルに慣れ親しんでいる世代だからこそ、リアルで(シールの)質感の楽しさ、対面でコミュニケーションする手段や、交換する物理的な楽しさが新鮮にうつっている」
令和に再燃するシールブーム。
デジタル時代の今だからこそ、手に取って楽しめるシールが多くの人たちに受け入れられているようです。