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道東自動車道への自転車進入 5月すでに2件…なぜ相次ぐ 現場を検証取材して見えた事実 北海道

【画像】道東自動車道への自転車進入 5月すでに2件…なぜ相次ぐ 現場を検証取材して見えた事実 北海道

北海道釧路市の道東道では5月に入り、高齢者による自転車での高速道路への誤進入が相次いでいます。

なぜ、間違って進入してしまったのか。

また、防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。

(武田記者)「道東道の釧路中央IC付近です。自転車の80代の女性はICの出口から進入してしまったということです」

7日午後1時すぎ、釧路市の道東自動車道・釧路中央ICで、一方通行の出口から80代の女性が自転車で高速道路に進入しました。

その後、女性は車の進行方向とは逆に数100メートル先まで進み、路側帯で自転車を押しながら歩いていたところを、駆け付けた警察官に確保されました。

女性にけがはなく、警察の調べに対し「間違って進入した」と話しているということです。

現場となった出口には「進入禁止」の看板が設置されていますが…

(武田記者)「進入禁止の看板は、こちらの歩道からは見えにくい構造となっています」

女性がどちらの方向から進入したのかはわかっていませんが、角度によっては看板が見えにくい状況となっていました。

(付近の住民)「自分は車も乗るので分かっていますけど、年配の人にはちょっと分かりにくいのかな。一般道から急に高速道路につながるので、自転車の人にも分かるようなものがあるといいのかな」

道東道では、5月2日にも80代の男性が釧路西ICと釧路空港IC間に自転車で進入しました。

男性が進入したとみられる釧路西ICの入口にも、自転車や人などの進入禁止を知らせる看板が設置されていますが、男性は「間違って進入した」と話していて、看板に気付かなかった可能性もあります。

道東道を管理する釧路開発建設部は今後、より目立つ注意喚起の看板を設置する対策を検討していて、警察も注意を呼びかけています。

(道警釧路方面本部交通課 池田耕平次席)「高速道路に間違って入ってしまった場合は、非常に危険なので、不用意に車道に出ないこと。安全な場所にまず避難すること。すみやかに通報していただくようにお願いします」

大きな事故につながりかねない高速道路への誤進入。

これからの自転車シーズンに一層の注意が必要です。

【注意点】

大きな事故につながりかねない高速道路への誤進入を防ぐには、IC出入り口の進入禁止の看板をよく確認することが大切です。

万が一進入してしまった場合には、まずは安全な場所に避難し、すみやかに警察などに通報してください。

05/08(木) 18:38

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