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本州に遅れとる備蓄米の入荷 古古古米はいつ北海道へ? 道内小売り業者は気になる食味にも対応

随意契約で大手の小売業者に売り渡された2022年産の備蓄米の店頭販売が、5月31日から東京などで始まっています。

北海道内での販売はいつからなのか。

随意契約での売り渡しが決まっている小売り業者を取材しました。

「随意契約」で売り渡された備蓄米の店頭販売が5月31日から始まりました。

東京都内のスーパーでの2022年産の備蓄米の価格は5キロ2160円です。

午前5時半ごろから行列ができ、午前10時の開店までに500人以上が並んで即完売。

店ではおにぎりも配られました。

(購入客)「もう(普通のコメと)変わんないと思う」

(購入客)「この金額だったらまたコメを食べられるなと」

東京などでは異例のスピードで「随意契約」の備蓄米が店頭販売され始めましたが、道内ではいつから販売となるのでしょうか。

札幌でコメの卸売のほか、小売りをしている会社です。

「随意契約」で備蓄米100トンを申し込んでいます。

(松原米穀 松原昌子専務)「コメを管理している業者からは最短で9日以降というふうな連絡がきている。入荷次第早ければその日のうちに、翌日には確実に販売できる体制をとっているので、入ってくればスピーディーにやれる」

来週にも備蓄米の販売を始める予定ですが、懸念されている食味についても対応するといいます。

(松原米穀 松原昌子専務)「弊社の倉庫に入ったら品質のチェックをする。それから精米をかけて試食もする。食べても数字的に問題がないと確認できたらすぐに精米とパックの作業に入る」

価格は現在検討中ですが、なるべく安く提供したいということです。

一方、中小のスーパーなどを対象に2021年産の古古古米を売り渡す新たな随意契約は、午後5時で受付を休止しました。

全日食チェ-ンに加盟する札幌市のスーパーです。

全日食チェーンは新たな随意契約に申し込んでいて、受理されれば道内の加盟店に合わせて90トンの備蓄米が入荷するということです。

徐々にメドが立ちつつある「随意契約」での備蓄米販売。

本州に遅れをとっていますが、来週にも備蓄米が食卓にのぼりそうです。

06/03(火) 06:00

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