休売や品薄で「大変な思いをした」値上げラッシュも来年は…パンや麺類が値下げ?春先には再び…
2025年も残り6日となりました。
きょうは2026年1月の値上げについて、物価の最前線で働くみなさんにお話を伺いました。
2025年はチョコレートを使ったお菓子やコーヒー関連の商品が、カカオ豆などの高騰で2024年と比べると倍近い価格となり、水や炭酸飲料なども大幅に値上げされるなど、物価高の影響を受けて2万609品目の飲食料品が値上げとなりました。
札幌市北区スーパーではー
(マルコストアー 山川悟史社長)「当然、従来商品も少しでも価格を抑えて店としても提供する努力はしてるが、ものによっては1年前から見ると売れる点数が半分以下になっている商品も出てきたりとか、もともとずっと売れていた商品が急にいままでになく売り上げ点数が落ちた商品も中にはある。春先にかけてはレトルトご飯とかが品薄になったりとか、各メーカーで休売という形で店頭に入ってこないことが起きている。値段以上に物が入ってこないというのがものすごい悩みでした。休売や品薄はスーパー各社大変な思いをしたかなと思います」
2025年は値上げラッシュが続きましたが、2026年1月の値上げはー
(マルコストアー 山川悟史社長)「1月はゼロではないけど、おもだった商品に関しての大きな値上げはまだそんなに(メーカーから)きてはいない。ここ2~3年は12月と1月は値上げの品目数は極端に少ない」
帝国データバンクによると、2026年1月の飲食料品の値上げは52品目が予定されていて、主に加工食品や調味料が多く値上げされるということです。
さらに、2026年はわたしたち消費者にとって嬉しいニュースもー
(マルコストアー 山川悟史社長)「強力小麦粉が2月1日出荷分から1キロあたり3円ほどの値下げになる。隣にある薄力小麦粉も(2月1日の出荷分から)1キロあたり2円ほど値下げになる。これによって小麦粉を使っているパンや麺類だとかが、価格が下がるか増量キャンペーンが出る可能性もある」
値下げが発表されている商品がある一方、春先には再び値上げの波がやってくる予定で、「味の素のマヨネーズ」や「日清食品のカップラーメン」など、4月までに1044品目の値上げが発表されているということです。