【判明】回復作業間に合わなかったか 2021年のグライダー墜落事故 2人死亡…運輸安全委報告書
2021年10月、北海道美瑛町でグライダーが墜落し乗っていた男性2人が死亡した事故で、2026年3月26日、国の運輸安全委員会が事故原因などをまとめた報告書を公表しました。
2021年10月12日午前9時半すぎ、美瑛町の美瑛滑空場を男性2人が乗ったパラグライダーが離陸しました。
報告書によりますと、ドライブレコーダーの映像などを解析した結果、上昇しながら左旋回を始めた10秒後にエンジン音が消失し、その直後に左翼が急激に下がり始め、らせん状に回転しながら急降下する、スピンが発生したことがわかったということです。
墜落した原因について報告書では、「エンジンを使用して発航後の左旋回上昇中にエンジンの出力が低下し、その後も機首が下がることなく旋回が続いていたため、速度が急激に低下して失速してスピンに入り、回復操作が間に合わず墜落したものと考えられる」と結論づけています。
エンジン音が消失してから地表面と衝突するまで約10秒でした。
また、墜落した機体が大破していたことについては、翼はほぼ水平の状態で地表面と衝突したと推定されるものの、機首部分が川の中にあった岩と衝突したためだと考えられるとしています。
再発防止策として、上昇中にエンジンが故障した場合は、速やかに機首を下げて速度を維持するとともに、旋回は最小限にとどめることなどを挙げています。
03/26(木) 11:31