子連れの親グマ“非常に怒りやすい状態” 知床峠展望台付近で目撃相次ぐ “追い払い”にも反応せず 警戒呼びかけ

北海道の斜里町と羅臼町を結ぶ知床横断道路の「知床峠展望台」のすぐそばで、2025年8月以降、親子のクマの目撃が相次いでいます。
知床財団によりますと、特にこの1週間程度の目撃が多く、少なくとも2組の親子グマが知床峠付近にハイマツの実を食べに来ているということです。
目撃情報を受けて、親子グマを追い払う対策を講じましたが、親子グマは逃げるなどの反応を示しませんでした。
親グマは子グマを守ろうとするため、非常に怒りやすい状態であるということです。
また、観光スポットである知床峠展望台には、写真撮影などで多くの観光客が集まるため、軽装で歩く人とクマが接近する可能性もあり、突発的な事故につながる恐れがあるとしています。
知床財団などは事故を避けるため、観光客に対し、ハイマツや草むらには近づかないことや、クマを見かけても、撮影せず速やかに車に乗りその場を離れるなど、周囲の状況に警戒するよう呼びかけています。
08/21(木) 17:01