札幌・すすきののホテルで頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、父親に言い渡された懲役１年４か月・執行猶予４年の判決を不服として、検察側が３月２６日に控訴しました。

田村修被告は２０２３年、犯行に使われたのこぎりなどを購入して娘の瑠奈被告に提供したほか、事件当日に瑠奈被告を車で送迎し、殺人を手助けした罪に問われていました。

札幌地裁は「被害者を殺害するとまで事前に認識していたとは断定できない」などと結論付け、修被告に懲役１０年の求刑に対し、懲役１年４か月・執行猶予４年の判決を言い渡しました。

札幌地裁によりますと、検察側はこの判決を不服として２６日、札幌高裁に控訴したということです。

修被告の弁護側は２５日付けで控訴しています。