【速報】北海道・雌阿寒岳 噴火警戒レベル2「火口周辺規制」に引き上げ 札幌管区気象台
2025年9月15日午後3時20分、札幌管区気象台は北海道の雌阿寒岳の噴火警戒レベルを2に引き上げました。
北海道の釧路市、足寄町の火口周辺では警戒してください。
雌阿寒岳では、今後、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
<防災上の警戒事項>
ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
<火山の活動状況など>
雌阿寒岳では、9月11日から火山活動がやや活発になっており、15日の現地観測により、熱活動の活発化が確認されています。
<噴火警戒レベルとは>
▼レベル5「避難」
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態にあります。危険な居住地域からの避難等が必要です。
▼レベル4「高齢者等避難」
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される、もしくは、予想される可能性が高まってきています。警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要です。
▼レベル3「入山規制」
居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは、発生すると予想されます。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難準備等を進めてください。
▼レベル2「火口周辺規制」
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生している、あるいは発生すると予想されます。通常の生活で問題ありませんが、状況に応じて火口周辺の規制判断が求められます。
▼レベル1「活火山であることに留意」
火山活動は静穏です。火山活動の状態によって火口内で火山灰の噴出などが見られます。