牛の首に「ネッククーラー」牛用のスポーツドリンクも 北海道の牧場で“牛の熱中症”対策…試行錯誤
夏本番を迎え、熱中症対策は人だけではなく牛に対しても大切となっています。
牧場では試行錯誤が続いています。
扇風機で風を送り、少しでも涼める環境にー
子牛の首には体温を下げるためのネッククーラー。
さらに、水のように見えるこちらは…
牛用のスポーツドリンクのような飲み物だといいます。
この時期、酪農家が力を入れるのは、牛の熱中症対策です。
弟子屈町の牧場です。
この日の最高気温は25℃を超えました。
牛は気温が23℃を超えるとストレスを感じ、搾乳量の減少にもつながりかねません。
Q.暑いとどうなる?
(永谷牧場 永谷理恵子さん)「熱中症になったりご飯を食べなかったり」
特に体温調節が難しい子牛は、水にぬらしたネッククーラーで体温が上がりすぎるのを防ぎます。
(永谷牧場 永谷理恵子さん)「急激に冷えるものではなくて、じんわり。すごく暑いときは保冷剤を中に入れる。そうすると1日1回くらいで済む」
さらに、こちらの牧場ではー
(永谷牧場 永谷理恵子さん)「ブドウ糖、食塩、クエン酸。牛用の電解質。牛用の電解質。スポーツドリンクみたいな感じ」
スポーツドリンクのような水分を摂取させ、熱中症を未然に防ごうとしています。
(永谷牧場 永谷理恵子さん)「朝が良くても夕方に具合が悪くなることもある。人間も暑ければ牛も暑いので」
専門家は、道内の牛舎が暑さ対策をしにくい構造だと指摘します。
(広島大学 杉野利久教授)「(北海道は)寒さを意識した牛舎になっているので、閉めきる想定。構造上、熱がこもりやすい。設備投資もすればするほど牛乳を生産するコストが上がるので、消費者にも負担がいくだろう」
弟子屈町の牧場も早朝から晩まで扇風機を回し続けています。
(永谷牧場 永谷理恵子さん)「電気代が1番かかります。痛いんですけど、元気に過ごしてくれることが何より」
酪農家も頭を悩ませる牛の熱中症対策。
試行錯誤が続いています。
