ガソリン値下げもバス会社は「なかなか厳しい」不安の声 補助金で値下げも先行き見えず 北海道
ガソリン価格を抑えるため、政府は3月19日から補助金の支給を再開しました。
札幌市内のガソリンスタンドではさっそく価格を値下げする動きがでていますが、先行きの見えない状況にバス会社などからは不安の声も聞かれています。
(石田記者)「これからガソリン価格の値下げが始まります。現在189円のレギュラーガソリン、一体いくらになるのでしょうか」
札幌市西区のガソリンスタンドでは19日朝、189円だったレギュラーガソリンの価格を169円に値下げしました。
その数分後にはさっそく最初の客が訪れていました。
(値下げ直後に来店した人)「たまたま家が近くだったので。明日から遠出するので今のうちに入れとこうと」
その後もガソリンスタンドには次々と給油する人が訪れていました。
(値下げ後に給油した人)「値段を見て来たので嬉しいですね。灯油とかも上がっているので」
(値下げ後に給油した人)「大きいですよね。50リットル入れれば1000円ですから」
18日に発表された道内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり190.0円と、現在の調査が始まって以降、最高値にー
こうした高騰を受け、政府は19日からガソリン元売り各社に対して補助金の支給を再開しました。
(片山財務相)「国民の皆様の生活と、物流等含めて日本の経済活動を守るためにやるということでございます」
経済産業省は、平均価格が170円程度に落ち着くには1~2週間かかるとの見通しを示しています。
こちらのガソリンスタンドでは高値で仕入れた在庫がまだ残っていましたが、急遽値下げに踏み切ったといいます。
(中和石油 小原隆宏さん)「(今あるのは)高値で仕入れた在庫なので、この在庫分は正直189円で販売したいものでしたが、来店回数を増やしてもらうことを一番に考えて169円に。仕入れ価格は上がっている状態なので、今回の政府の補助金がなければこの価格は出なかった」
一方、こちらは釧路・根室管内を中心に運行する阿寒バスです。
運転手の不足などを受け、4月1日から一部路線での値上げを決めていたところに燃料費が値上げされました。
補助金の影響で今後燃料価格が下がったとしても、このような状況が続けばさらなる値上げも検討せざるを得ないと、行楽シーズンを前に先行きを不安視しています。
(阿寒バス 西岡一麻常務)「ゴールデンウイークが明けてから釧路根室管内の中学校の修学旅行が始まりますので、それまでに収まっていただきたいがなかなか厳しいと思っています」
ガソリン価格に左右される道内。
先行きが見えない情勢のなか、各業界の模索が続いています。