広がるキャッシュレス決済 地下鉄もクレカタッチ対応へ 現金不可のカフェも…その理由 北海道
札幌市営地下鉄で4月26日から、クレジットカードをタッチするだけで改札を通れるようにする実証実験が始まります。
北海道内各地でキャッシュレス決済が普及する理由を取材しました。
濃厚なクリームソースがかかったサケのムニエル。
豊富なおかずを楽しめる手作りのランチプレートです。
(山本記者)「アットホームな雰囲気の中で食べられる優しい味が体に染みわたります」
江別市の郊外で2025年1月にオープンしたカフェです。
食事が終わり、会計をお願いするとー
(山本記者)「5000円でお願いします」
(たかはしさんちのおうちカフェ 船木仁美さん)「現金不可でキャッシュレス決済オンリーなんです」
実はこちらのカフェは現金不可!
会計をキャッシュレス決済のみにすることで、両替の手間などを省くことができるといいます。
(たかはしさんちのおうちカフェ 船木仁美さん)「いまほとんどの客がQRコード決済だったり2種類くらいはお持ちの方が多く、すごく困ったことはない」
札幌市の地下鉄ではー
(山本記者)「いままでは交通系ICカードのタッチが必要でしたが、今回からクレジットカードをタッチすると通れるようになる」
札幌市交通局は26日から、クレジットカードをタッチするだけで改札を通れるようにする実証実験を始めます。
「サピカ」や「スイカ」といった交通系ICカードに登録していない人も、クレジットカードさえあれば「キャッシュレス決済」を利用できるのです。
(利用者)「残高とか気にしなくて済むから楽だと思います」
(利用者)「外国人の人とかは使いやすいかなと思う。チケット買う時にこれでいいのかとか聞かれました」
高齢者や外国人観光客など交通系ICカードに登録していない人が、キャッシュレス決済を使いやすくするのが狙いです。
(札幌市交通局事業管理部 高橋宏明営業課長)「券売機で切符を買うことが大変だと思うが、カードを手に持っていただければスムーズに通れるので、便利になると思う」
事業者と利用者両方にメリットがあるキャッシュレス決済。
より手軽に使いやすい形で普及しています。