「やっとここまできた」泊原発再稼働を待ち望む村民 住民説明会では安全対策に懸念の声も 北海道
泊原発3号機に再稼働の「合格」が出てから初の住民説明会が始まりました。
北海道電力は説明会を通じて、原発の安全性と再稼働について住民の理解を深めたい考えです。
厨房で腕をふるうのは、泊村で食堂を営む渋田真澄さんです。
客の半分は泊原発で働く作業員で、スタミナたっぷりの焼き肉丼やかつ丼などが人気だといいます。
(渋田真澄さん)「これ裏側になるんですけども」
すぐ近くに立地する泊原発。
店の経営にも影響が大きいだけに、再稼働を待ち望んでいるといいます。
(渋田真澄さん)「やっとここまできたということが実感。苦しい道のりだった。村の人もそうだし北電さんもそうなんだと思います」
(青柳記者)「きょうから説明会ですが?」
(渋田真澄さん)「少しでも北電さん側のやり方だとか地域住民の声を聞きながら進めていくもの」
泊原発3号機はおよそ12年の年月を経て、7月30日に再稼働のための審査に合格。
2027年のできるだけ早い時期の再稼働を目指しています。
泊村の髙橋村長も原発は村にとって欠かせない存在だと話します。
(髙橋鉄徳村長)「原発が計画されて以来50年以上経っているわけで、私をはじめ村民の皆さまの生活の一部になっているのかなという気はしておりますし。僕は賛成・反対というわけではなくて、我々の仕事というのは住民の皆さんの声が大きい方を向くのが仕事であって、そこの推移をしっかり見極めてまいりたいなと思っています」
北海道電力は8月26日、再稼働について理解を求める説明会を道内で初めて泊村で開催しました。
津波対策として新たな防潮堤の工事を進めていることなど安全対策を説明しました。
村民からは…
(泊村の住民)「職員の方々もどんどん若返って13年の間に点検も経験されていない方々もいらっしゃる、そのへんの教育ですよね」
(青柳記者)「北電側の説明に対してどんな感想を持った?」
(泊村の住民)「私は別に問題ない。いいと思います。安全にやってもらえれば。ただそれだけ」
懸念の声があった一方、再稼働に理解を示す村民も。
(牧野武史泊原子力事務所長)「地元の立地、地域の皆様方、それから広く道民の皆さまに1人でも多くご理解をいただくように説明を尽くしていく」
北電は10月までに後志の全20市町村などで30回説明会を開く予定です。
(青柳記者)「原発の再稼働は私たちの暮らしにどのような影響を及ぼすのでしょうか。地元はもとより道民全体の理解を深められるかが説明会の焦点といえそうです」