文化庁「影響確認を求めることが適当」タンチョウなどへの影響危惧受け 釧路湿原ソーラーパネル問題
北海道・釧路湿原周辺で大阪市の事業者が進めている大規模太陽光発電所をめぐり、釧路市教育委員会が文化庁に提出したタンチョウなどへの影響を危惧する意見書について、阿部文部科学相は事業者に影響確認を求めることが適当だと話しました。
釧路湿原周辺の釧路市北斗では、大阪市の事業者が4.2ヘクタールほどの民有地におよそ6600枚のソーラーパネルを設置する工事を進めています。
この発電所をめぐっては、釧路市教委が国の特別天然記念物であるタンチョウなどへの影響を危惧する意見書を文化庁に提出していました。
文化庁は22日付けで事業者への影響確認の要求は適当とする内容を、道を通じて文書で回答したということです。
(阿部俊子文部科学相)「文部科学省としては引き続き開発が天然記念物の滅失や毀損につながることがないように、釧路市教育委員会におきまして適切に指導していただきたい」
釧路市によりますと、この事業者は釧路市内の複数の場所で太陽光発電所の建設を計画しているということです。
08/26(火) 16:29