生態系への影響懸念 携帯基地局整備の状況説明 一部地区は「一度立ち止まる」北海道・羅臼町
知床観光船事故を受け設置予定だった羅臼町二カリウス地区の携帯電話基地局について、総務省は一度立ち止まり再検討する方針であることを説明しました。
10月10日に斜里町で行われた会議で、総務省は携帯基地局の整備にかかわる対応状況について説明しました。
2022年の観光船沈没事故を受け、知床半島の4か所に基地局を整備する計画が進んでいました。
このうち2か所は整備が完了したものの、生態系への影響を懸念する地元・斜里町の反対などを理由に、国は知床岬の計画を中止しました。
10日の会議で総務省は、4か所のうちの1つ・羅臼町二カリウス地区の整備については一度立ち止まると話しました。
2026年度まで衛星通信サービス「スターリンク」を試験的に導入し、検証結果をもとに改めて判断するとしています。
10/10(金) 19:11