「どうかあいつを…娘が望む判決を」遺族が意見陳述 懲役27年求刑に内田被告は表情変えず…
旭川市で女子高校生を橋から転落させ、殺害した罪などに問われている内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で6月8日、検察は内田被告に懲役27年を求刑しました。
また、意見陳述で女子高校生の父親は「私は娘のことが大好きでした」「(内田被告を指さして)どうかあいつを私の娘が望む判決を下してください」と話しました。
殺人などの罪に問われている内田梨瑚被告は2024年4月、旭川市の神居大橋で、留萌市に住む女子高校生を全裸にしたほか橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。
8日の裁判で検察は、「(女子高校生に対し)最期まで苦痛を与え続けながら確実に死に至らしめ、その痕跡すら残らない方法で殺害しており、極めて残虐で悪質」などとして、内田被告に懲役27年を求刑しました。
これまでの裁判で内田被告は「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と、殺人などの罪を否認しています。
また、8日の裁判には、亡くなった女子高校生の父親が出廷しました。
父親は意見陳述で「事件から1か月経って、遺体で見つかったと妻から涙声で聞いた。白い布に包まれ、透明なビニールに包まれ、娘の姿はあまりにも残酷で家族はその場で泣き崩れたのを今でも思い出します。『頑張ったね、帰ってきてくれてありがとう』と声をかけることしかできませんでした」と話し、内田被告の方を向き「私は娘のことが大好きでした」と述べました。
そして「裁判官・裁判員のみなさま、どうかどうかあいつを、私の娘が望む判決を下してください。よろしくお願いします」と内田被告を指さしながら、法廷の外まで響く大きな声で訴えました。
内田被告は、求刑の際や父親の意見陳述の際、いずれも表情を変えずに聞いていました。
裁判は8日に結審する予定で、判決は6月22日に言い渡されます。