ジェットコースターの12年 札幌・秋元市長が来春退任へ 市長選の不出馬を正式に表明 北海道
札幌市の秋元市長が、2027年春の市長選に出馬しないことを表明しました。
会見で「若い世代にバトンを渡したい」と理由を語りました。
(秋元克広市長)「来年春の札幌市長選には出馬せず、今任期の満了をもって退任することとした」
先ほど会見に臨んだ札幌市の秋元克広市長。
2027年春の市長選に出馬しないことを明らかにしました。
(秋元克広市長)「次の10年を着実に進められる若い世代にバトンを渡したい」
副市長などを歴任した秋元市長は、2015年に民主党などの推薦を受け初当選しました。
(秋元克広市長)「何か自分じゃないみたいですね。まだ実感が湧かないのが正直」
堅実な行政手腕や人柄から、前市長の上田文雄さんの後継者として市政のかじ取り役を担った秋元市長。
「経済振興」を重視し、秋に開催される「オータムフェスト」の会期を延ばすなど、「稼げるまち」の土台を築いてきました。
(秋元克広市長)「『稼げるまち』という意味で観光などに力を入れ、一定程度成果が出てきていると思う。まちのリニューアルも一定程度進んできた」
一方で、2018年には北海道日本ハムファイターズが本拠地を札幌ドームから北広島に移転することを決定。
冬季オリンピック・パラリンピックの招致は市民の理解が得られず、招致活動は「停止」に追い込まれました。
(街頭演説)「私たち高齢者にとって大きな痛手です」
大きな議論を生んだのは「敬老パス」の見直しです。
上限額の引き下げなど、高齢者の強い反発の中、進められてきました。
市民への説明会では、珍しく感情をあらわにする場面も。
(秋元克広市長)「私も避けたいですよ、皆さんにそういうお願いをするのは。でも、そういうお願いをしていかなければ、このあと続いていかない」
この11年余りを振り返り、秋元市長は…
(秋元克広市長)「このまちが好きで、このまちで仕事ができたことは、自分なりにうれしかった。未来志向でいるところと、大変だったこともあり、ジェットコースターのような12年だった」
秋元市長の不出馬表明。
札幌市は今後、12年ぶりとなるリーダー交代に向けた動きが加速することになります。
