ニュース

NEWS

ガソリン暫定税率廃止なるか 1リットル27円値下がり 年内の早い時期に実現する方向で協議

ガソリンの暫定税率について、年内の廃止に向けて与野党の協議が進んでいます。

北海道内からはガソリンの値下がりに期待の声が聞かれました。

(長南記者)「札幌市西区のガソリンスタンドです。レギュラーは170円を示しています」

8月6日に発表になった道内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均小売価格は、4日時点で173.8円となりました。

前の週から0.5円の値上がりで、3週連続の価格上昇になります。

(客)「高くなっている感じはする。もう少し下がってもらえればありがたい」

(客)「毎月のガソリン代が高くて困っている。下がってほしい。暫定税率を撤廃してほしい」

ガソリン価格の内訳は、本体価格に石油税・ガソリン税が上乗せされ、これらに課税される消費税で構成されています。

ガソリン税のうち、1974年の財源不足などをきっかけに始まった一時的な上乗せ分がいわゆる「暫定税率」で、50年以上も適用されていました。

仮にこの暫定税率が廃止された場合、単純計算で1リットルあたり25.1円と、それにかかる消費税2.5円のあわせて27.6円安くなることになります。(政府補助を考慮しない場合)

こちらのガソリンスタンドでも、暫定税率の廃止でレギュラーガソリンの価格は現在の170円台から150円台になる試算です。

(中和石油 小原隆宏取締役本部長)「いまは1か月に1~2回程度の給油回数多いんですが、これが3~4回と客が増えると給油回数が増えると思う。暫定税率の廃止で安くなると客も負担なく満タン給油が増えるとうれしい」

広い道内での生活に車は必要不可欠。

簡単にできるガソリンの節約術をJAFに聞きました。

まず大切なのは、タイヤの空気圧の確認です。

(JAF札幌支部 安藤純一さん)「空気の圧力を計ることができるので、規定値になっているのか確認」

空気圧が低いとタイヤに無駄な抵抗が発生し、燃費が悪くなる原因になります。

ほかにもアクセルをゆっくり踏むことも重要。

急発進は多くのガソリンを消費してしまいます。

また、車間距離を十分にとることで車のスピードが安定し、急なアクセルやブレーキを防ぐことができるといいます。

(JAF札幌支部 安藤純一さん)「優しく走るという行動になる。急減速や急加速にならないので自然と安全運転に繋がるので、安全の面と経済的な面と両方から心がけていただければ」

与野党は年内の早い時期に暫定税率を廃止する方向で協議を続けていて、今後のガソリン価格の動向が注目されています。

08/06(水) 16:13

ニュース