サイバー犯罪に目を光らせる 捜査の最前線を取材! クレカ情報売買やアカウント乗っ取りも…北海道
SNSで他人になりすまして詐欺を働いたり、ウイルスを使ってデータを盗んだりする悪質なサイバー犯罪。
目に見えない脅威から市民を守る最前線を取材しました。
道場で竹刀をふるう警察官、北海道警察の磯野真吾・巡査部長です。
(磯野真吾巡査部長)「体力もそうですし、気持ちの部分でも自分を強くするというところではあります」
そんな磯野さんの所属は、サイバー犯罪対策課です。
磯野さんの仕事は「サイバー捜査官」。
コンピューターウイルスや不正アクセスなどの捜査にあたっています。
欠かせないのが日々の「サイバーパトロール」。
身近なSNS投稿の中に捜査の手がかりがあるといいます。
これは特定のグループ内で情報交換するアプリの投稿です。
「CC販売」という言葉を見つけました。
(磯野真吾巡査部長)「CCはクレジットカードの頭文字ですね。これは暗に他人のクレジットカードの情報を販売していると思われるような書き込みをしているものです」
こうした投稿が犯罪にあたるケースは少ないものの、詐欺事件などが裏に潜んでいる場合があるのです。
道警が2024年、検挙につなげたサイバー犯罪はおよそ800件。
年々増加傾向にあります。
中でもアカウントの乗っ取りなどインターネットバンキングの不正送金は、被害額がおよそ2.4億円にのぼっています。
実際にサイバー犯罪の被害にあった道内の女性です。
(被害にあった人)「びっくりしましたよ。なんで私がみたいな感じ」
2025年の初め、フリマアプリの決済サービスで30万円分のポイントを知らない間に利用されていました。
アカウントが不正に乗っ取られたとみられています。
(被害にあった人)「やめてほしいしかない。多分そういう人は私だけじゃなく、他にもいっぱいやっているような気もするし。やめてほしいですね」
そして、いま増えているのがコンピューターウイルスによる犯罪です。
(磯野真吾巡査部長)「中のハードディスクとかを取り出してやりましょう」
この日届いたのは、道警が犯罪を認知し、道外から押収したデジタル機器です。
コンピューターウイルスを使った事件に関わっているとみられています。
(磯野真吾巡査部長)「(固いですね)なかなか大きいパソコンですからね」
押収したパソコンから真相に迫ります。
証拠となるデータを見つけ出すには高度な専門知識が必要で、サイバー捜査官にもたゆまぬ“アップデート”が求められています。
(磯野真吾巡査部長)「犯人も自分が犯罪しているところを表に出さないので、なかなか見つけることは難しいです。自分が努力して勉強して犯人を検挙してというのはやりがいがあります」
悪質なサイバー犯罪に立ち向かうサイバー捜査官。
目に見えない脅威から市民を守るため監視を強めています。