数千羽のハクチョウが飛来 大自然の中でカヌー 湖畔に“樽型サウナ”も 稚内で癒やしの時間を
今週は「わが町の寄り道スポット」と題して、北海道内各地の思わず足を運びたくなるスポットを紹介します。
きょうは、暑い夏を乗り切るのに最適な大自然のなかのアクティビティです。
(子ども)「やばいやばいやばい、ぶつかるぶつかる」
心地よい風にゆらめく木々。
優雅に空を飛ぶ野鳥。
カナディアンカヌーで稚内の自然を満喫する1時間半のガイド付きツアーです。
(SEAS 木村亘さん)「ナナカマドもちょうど赤くなり始めている時期で、これからつぶも大きくなってくるんだけど」
楽しんでいたのは、誕生日のお祝いに訪れた8歳の男の子と父親です。
(父親)「普段は植物に興味示さないけど、あの花なんだろう、あの草なんだろうっていろんなものに興味示していて発見になった」
(子ども)「楽しかった」
(記者)「なにが楽しかった?」
(子ども)「こぐの」
2025年の稚内の最高気温は、真夏の8月でも21℃~28℃ほど。
とくに稚内市大沼の支流が流れるこの場所はほどよい風も吹き、気持ちの良い時間を過ごすことができます。
大沼は毎年数千羽のハクチョウが飛来することでも有名で、春と秋にはバードウオッチングでにぎわう人気のスポットです。
(SEAS 木村亘さん)「いままでは白鳥の飛来時期に多くの方が見に来てくださる施設。他の渡り鳥などの鳥とか写真を撮りに来る人はいたが(他の時期は)そんなに…という感じでした」
大沼の湖畔にあるバードハウスの管理を任された木村さんは、稚内の観光を盛り上げようと、大沼周辺の大自然を楽しめるアクティビティを企画することに。
いまおすすめなのがー
(SEAS 木村亘さん)「こちらがテント、こちらがバレル、樽型のサウナです」
カヌーのほかに力を入れている、湖畔に設置されたサウナです。
ストーブで使う薪などに使っているのは、地元・稚内の針葉樹です。
(記者)「こちらのサウナは温度が60~80度とそれほど高くないのですが、湿度が高いのが特徴です。通常と同じように汗をかくことができます」
夏は稚内の涼しい風を浴びながらの外気浴…
天気が良い日には利尻富士も見える最高のロケーションです。
(SEAS 木村亘さん)「稚内にいままで体験型観光というコンテンツがなかったので、いままで白鳥をメインとした渡り鳥が飛来するときに来ていただいていたが、これからは1年を通して大沼に来れば何か楽しめる場所にしていけたらと思います」
まだまだ暑さが続く北海道の夏…
大自然のなかで涼しく過ごせる稚内を訪れてみてはいかがでしょうか。