受刑者の女と食い違う供述「橋から落下させていない」内田梨瑚被告が殺人など否認 旭川地裁
北海道旭川市で、女子高校生を橋から転落させ殺害したなどの罪に問われている23歳の女の初公判が始まりました。
女は「殺意はなかった」と殺人などの罪を否認しました。
(内田梨瑚被告)「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」
白いワイシャツに黒のスラックス、髪の毛をひとつにまとめた姿で現れた内田梨瑚被告。
殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われている内田被告は、小さな声で殺人などの罪を否認しました。
起訴状などによりますと、内田被告は2024年4月、旭川市の神居大橋で、留萌市に住む女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。
事件の発端は、被害にあった女子高校生が、内田被告の写真をSNSに無断で掲載したことでした。
内田被告は女子高校生を電話で脅したうえで、示談金名目で金銭を要求。
留萌の道の駅に呼び出し、旭川まで車で連れ出しました。
その後、内田被告と合流したのが、すでに懲役23年の判決が確定している小西優花受刑者です。
事件当時は19歳の特定少年でした。
同じ殺人などの罪に問われていた小西受刑者は、当時の裁判でー
(小西優花受刑者)「梨瑚さんが(被害者の)体を押しました。本当に取り返しのつかないことをしてしまいました。私たちはこの責任を負うべきだと思います」
このように説明し、泣き崩れながら何度も謝罪しました。
傍聴席を求め、300人以上が列を作った注目の初公判。
(旭川市民)「自分の目でどのような事件内容なのかを確かめたいと思って来ました」
(上富良野町民)「共犯が実刑を受けて服役しているわけですから、真実をすべて明らかに話していただきたい」
今回の裁判は、殺人の実行行為や殺意があったのか、共犯者との共謀の有無が争点です。
内田被告の弁護人は、高校生を橋に残し現場から立ち去る途中、「キャー」という叫び声と、ダンッと大きな音がしたと主張。
さらに「女子高校生を橋の上に残し、携帯電話などを置いて立ち去っている」として、殺人の罪を否認しました。
一方、検察は「橋から突き落としていないとしても、転落させるに至った行為が殺人の実行行為と言える」と主張しました。
(内田梨瑚被告)「弁護士にお任せします」
終始まっすぐ前を見て、目線を動かすことがなかった内田被告。
27日には小西受刑者への尋問も予定されています。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。