【瞬間】炎を上げて走るダンプカー 燃えたタイヤが脱落し歩道に…あわや大惨事 札幌・羊ヶ丘通
札幌市清田区の羊ヶ丘通で6月3日、ダンプカーのタイヤが外れる事故がありました。
あわや大惨事につながりかねない瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。
左前輪の近くから炎を上げて走るダンプカー。
次の瞬間、燃えたタイヤが脱落して歩道に。
そのまま柵にぶつかりました。
事故は3日午後5時15分ごろ、札幌市清田区の羊ケ丘通で起きました。
(吉岡記者)「タイヤがぶつかったとみられる柵は大きく凹み、その衝撃の強さがわかります。現場付近は片側3車線の交通量が多い道路で、大きな事故につながっていた可能性もあります」
こちらはタイヤが脱落する直前のドライブレコーダーの映像です。
左の前輪付近から煙を上げながら走行しています。
危険を感じて追い越しますがー
その瞬間にタイヤから火が。
この車の運転手によりますと、「ボン」という爆発音とともにタイヤが外れたということです。
一体ダンプカーに何があったのでしょうか。
北海道科学大学の北川准教授は、ブレーキの不具合によって火が出た可能性があると指摘します。
(北海道科学大学 北川浩史准教授)「非常に危ないと思います。ブレーキが擦っちゃって、そこで火が出ているんだと思うんですけど」
出火とタイヤ脱落との関連性は低いということですが、なぜ左側のタイヤが外れたのでしょうか。
北川准教授によりますと、道路は断面で見るとかまぼこ型になっていて、左側に負荷がかかる構造になっているといいます。
(北海道科学大学 北川浩史准教授)「排水の関係でちょっとかまぼこ状になっていますので、どうしても左側に傾くというのはあると思います。それで左側に負担がかかる」
一歩間違えば大事故につながりかねないタイヤの脱落事故。
ドライバーには定期的な点検を含めて、改めて安全意識の徹底が求められます。
06/05(木) 16:04