逆転勝訴のハンター猟銃廃棄 地検「適正に廃棄した」発表 ハンターは「サインしたか記憶にない」砂川
最高裁で逆転勝訴した砂川市のハンターの猟銃が廃棄されていた問題をめぐって、5月14日、札幌地検が「適正に廃棄した」と発表しました。
14日に札幌地検から直接説明を受けた代理人・中村弁護士です。
(池上さんの代理人 中村憲昭弁護士)「事務規定に従って処理をした。その処理は適正に行われた。どの事件でも同じように行われるというのが検察官の説明でした」
代理人から説明を受けたハンターの池上さんはー
(ハンター 池上治男さん)「返してほしくて裁判をやっているんだよ。怒りや悲しみを通り越してあきれている」
2018年、ハンターの池上さんはクマ駆除のため発砲した際、民家などに銃弾が当たる恐れがあったとして、猟銃の所持許可を取り消されました。
池上さんは道を相手取り、最高裁まで争った結果、2026年3月、「処分の取り消しは違法」とする池上さんの逆転勝訴が確定しました。
(道警生活安全部 徳田一志保安課長)「池上様にご不便ご負担をおかけしたことにお詫び申し上げます」
道公安委員会は池上さんに謝罪し、ライフル銃2丁のうち1丁を返還しましたが、1丁は返還されていませんでした。
札幌地検によりますと、警察は当初、池上さんを銃刀法違反の疑いで捜査していて、証拠品として2丁のライフル銃を押収していました。
最高裁の判決を受けて、道公安委員会は1丁を返還しましたが、もう1丁については、池上さんから所有権放棄書が提出されていて、刑事事件を不起訴処分とした際に検察が廃棄していたということです。
しかし、池上さんはー
(ハンター 池上治男さん)「本当にサインしていたか記憶にない。銃を返せというのが主たる話だったと思う」
池上さんは今後、弁護士を通じて提出した所有権放棄書の記録を閲覧するなど、手続きに問題がなかったか確認するということです。