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【発覚】一部のハンターが“従事者証”交付受けずに害獣駆除参加 銃を使った活動休止に…旭川市

北海道・旭川市で、エゾシカなどの害獣を駆除するために自治体が設置する「鳥獣被害対策実施隊」が、銃を使った駆除活動を休止していることが6月10日、市や関係者への取材でわかりました。

一部のハンターが駆除するために必要な許可を得ずに参加したことが発覚したためで、再開時期は未定だということです。

市や関係者によりますと、6月1日に市内で行われたエゾシカの駆除で、ハンターの一部が、携帯しなければいけない「従事者証」の交付を受けないまま活動に参加したことが発覚しました。

鳥獣保護法では、隊員は駆除にあたり「従事者証」の交付を受けた上で、携帯することが義務付けられています。

銃を取り扱う上で安全管理体制に問題があるとして、事態を重くみた市が実施隊の活動を休止させたということです。

鳥獣被害対策実施隊は自治体が設置し、隊員は非常勤の公務員として、自治体の指示で駆除に当たります。

市によりますと、クマの駆除に関しては別のチームが従事するため影響はないということです。

地元の猟友会は今回の事態を重く受け止めるとして、会員に対し安全管理体制の徹底を呼びかけました。

市もすでに警察に報告していて、再発防止策を講じた上で実施隊の活動再開時期を検討するとしています。

06/10(火) 19:32

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