誘致合戦が活発化 ファイターズ2軍移転へ「マチが豊かになる」恵庭市民らが期成会発足 北海道
ファイターズが2軍の本拠地を札幌圏に移転させる意向であることを受け、恵庭市で市民らが期成会を発足しました。
移転誘致に向け、マチとしての機運を高めていきたい考えです。
7月10日朝、恵庭の市民会館を訪れたのは、恵庭市内の商工会議所や観光協会の会長らが作る期成会のメンバーです。
2軍の本拠地誘致に向けての要望書を市長に提出し、今後、市と連携していきたい考えを伝えました。
(新ファーム誘致期成会 土谷秀樹さん)「(誘致によって)1番は恵庭のマチが豊かになるのではないかと」
(恵庭市 原田裕市長)「これからの期成会の活動は十分注目していきたい」
ファイターズは7月7日。
(栗山CBO)「育成をできる拠点をこの北海道に作らせてもらいたい」
現在、主に若手の育成を担う2軍は鎌ケ谷を拠点としています。
しかし、チーム強化などを目的として、2030年までに札幌圏へ移転する意向を表明しました。
球場をメインとして、リハビリ施設や商業施設などをつくる構想もあり、ファイターズはマチづくりでの地域活性化にも貢献したいとしています。
(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小林兼開発本部副本部長)「情報交換している、すでに協議している都市があります。札幌市・北広島市・恵庭市・江別市・千歳市・苫小牧市の6つ」
恵庭市で9日に発足した期成会は、マチの機運を高めるために活動していきたいとしています。
(市民)「本当は2軍を見てみたかったけど、鎌ケ谷だと遠くて行けなかったけど、近くなったら見に行くよね」
(市民)「みんなで応援したら来るんじゃないかと思っているので、札幌とその間が活性化されたら楽しみ」
(市民)「大歓迎。北広島が生き生きしている様子を見ると嬉しい」
ファイターズ2軍本拠地をめぐる各自治体の誘致合戦の火蓋は早くも切って落とされています。
2030年をめどに北海道内移転を目指すとしている2軍の本拠地。
場所はボールパークがある北広島市周辺の札幌圏を目指し、すでに6つの市と協議を進めていることを明らかにしています。
その後の事態の動きとしては、恵庭では7月9日に期成会が発足し、週末には署名活動を検討しているということです。
江別市ではすでに期成会が立ち上がっていて、今週末に行われるイベントで署名活動をする予定です。
ファイターズから名前の挙がった6都市いずれも前向きな姿勢を見せていますが、どの都市が選ばれるのか、具体的な進展が待ち望まれます。