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「虚偽の弁解を重ねている」原告側が桂田社長の尋問求める 知床観光船沈没事故訴訟3回目の口頭弁論

北海道・知床沖で2022年に発生した観光船沈没事故をめぐり、乗客の家族らが損害賠償を求めている裁判です。

9月4日、3回目の口頭弁論が開かれ、原告側が桂田社長の尋問を実施するよう札幌地裁に求めました。

この裁判は2022年、知床半島沖で観光船が沈没し、26人が死亡・行方不明となった事故で、乗客の家族ら33人が被告の桂田精一社長と運航会社に対し、およそ15億円の損害賠償を求めています。

4日は3回目の口頭弁論が開かれ、桂田社長は出廷しませんでした。

裁判で原告側は「桂田氏は重要な事実について虚偽の弁解を重ねている」などと指摘。

今後、桂田社長の尋問を実施するよう札幌地裁に求めました。

(原告弁護団 山田廣弁護士)「豊田船長とのやりとりなど具体的な事実に関して過失の内容に直結するので、そのあたりを(桂田社長の尋問で)聞きたい」

これまで被告側も桂田社長の尋問を求めていて、今後、札幌地裁が尋問を行うかどうか判断することになります。

09/04(木) 18:14

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