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破格!ガソリン140円台も 補助金25円に増額「地震あったので満タンに…」災害の備えにも

ガソリンの補助金が12月11日からおよそ25円に増額されました。

これによりガソリン価格は、暫定税率が廃止された場合と同じ程度の金額になります。

札幌市内では喜びの声が聞かれました。

(吉岡記者)「レギュラーガソリンの値段が5円下がりました。154円になりました」

札幌市西区のガソリンスタンドでは、1リットルあたりの販売価格が159円から154円と5円安くなりました。

(客)「地震とかあったので満タンに常にしておきたいのでちょっと入れに来ました。だいぶ低くなったのでうれしい。ありがたい」

(客)「これからやっぱり年末にかけては車を使ったりとか。もっと下がってもらえれば助かるというのが本音です」

価格が下がった理由は政府による補助金の増額です。

政府はこれまで段階的に補助金を増額してきました。

12月末の暫定税率廃止でガソリンの価格が急に下落することを避けるのが目的です。

11日の引き上げで、補助金は1リットルあたり25.1円と暫定税率と同額となり、移行措置が事実上完了したことになります。

実際11日にほかの店舗も見てみると、レギュラーガソリンが157円や159円と150円台が多くみられます。

さらにはー

(吉岡記者)「札幌市西区のガソリンスタンド、こちらでは140円台ですね、149.8円を指しています」

早くも破格の値段を出す店もありました。

道内のレギュラーガソリンの平均小売価格は4週連続で値下がりし、8日時点で1リットルあたり163円となっています。

石油情報センターによりますと、ガソリンスタンドによっては補助金が上がる前に仕入れた在庫もあるため差が出ることもありますが、全道的な店頭価格は今後徐々に下がる見込みだということです。

ガソリンスタンドでは年末年始の休業や災害時のガソリン不足などに備え、日頃から満タン給油をすすめています。

(中和石油 小原隆宏取締役)「これから年末の方にかかっていきますので、先日の深夜の地震もありますけども、ぜひ備えで満タン給油はおすすめいたします」

一方で、原油価格は世界情勢や為替などの影響で上がる可能性もあるということで、引き続きガソリン価格の動向が注目されます。

12/11(木) 20:00

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