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「核のごみ」最終処分地選定 文献調査に知事「見直しを」 意見書「現行プロセスで見出すのは難しい」

いわゆる「核のごみ」の最終処分地選定に向けた文献調査ついて、鈴木知事は選定プロセスの見直しが必要との考えを示しました。

高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分地選定にあたっては、原子力発電環境整備機構・NUMOが寿都町と神恵内村で実施した文献調査の報告書を2024年11月にまとめ、意見を公募しています。

道は4月17日に意見書を提出し、「地域に選定にかかわる決定を委ねていて、選定に20年以上かかるとされる中、現行のプロセスで処分地を見出すのは難しい」などと指摘しました。

(鈴木知事)「地域が主として手を挙げていく形をとっていますが、最適な場所を選ぶ観点からも課題があるんじゃないか」

また、報告書では「最終処分の問題は、原発の所在の有無にかかわらず、国民的な議論が必要。北海道だけの問題になってしまうことを懸念している」などとして、国民の理解促進に取り組むよう求めました。

04/18(金) 18:56

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