“オール与党体制”確立 秋元市政が推し進めた施策 ファイターズ移転に五輪招致停止も 札幌市
周囲には4期目の出馬はしない意向を伝えているという札幌市の秋元市長。
これまでの市政運営ではどのような実績があったのでしょうか。
札幌市の南区長や副市長を経て、民主系の推薦を受け2015年に初当選した秋元市長。
初当選から一夜明けて語っていたのは…
(秋元克広市長)「何か自分じゃないみたいですね。まだ実感がわかないのが正直ありますが」
副市長時代の堅実な行政手腕や人柄から、前市長・上田文雄さんの後継者として期待されていました。
重要視したのは、観光と経済の活性化です。
秋に開催される「オータムフェスト」では会期を延ばすなど拡充を図り、2025年は239万人も訪れました。
その経済効果は350億円から400億円と試算されています。
中心部の再開発にも力を入れました。
2017年、創成川通沿いで当時の国交相に説明していたのは…
札幌北インターチェンジと都心を直結するアクセス道路の計画、これも秋元市政が推し進めた施策の1つです。
市政運営では2期目を狙う選挙から、民主系だけでなく、自民や公明の地元組織も支援に回り、事実上の「オール与党体制」が確立されました。
(秋元克広市長)「次の4年、本当に重要な4年と思っているので、全力で頑張ってまいります」
一方、2018年に札幌ドームを本拠地としていた北海道日本ハムファイターズが北広島へ移転することが決まりました。
札幌市民からは批判の声もあがる一方で、札幌ドームの運営にも課題が残りました。
(秋元克広市長)「穴をどのように埋めていくのか、いまから早急に対策をとらなければいけない」
上田前市長から引き継いだ冬季オリンピック・パラリンピックの招致にも力を入れていましたが…
(デモ行進)「オリンピックよりも市民の暮らし!」
東京大会をめぐる汚職や談合事件の影響で、市民の理解が広がりませんでした。
最終的にはIOCが2034年まで日本以外の国で開催することを発表。
市の招致活動は「停止」に追い込まれました。
(街頭演説)「私たち高齢者にとって大きな痛手です!」
また、敬老パスの上限額を7万円から4万円に引き下げるとした見直しは大きな議論を生みました。
(秋元克広市長)「私も避けたいですよ、皆さんにそういうお願いをするのは。でも、そういうお願いをしていかなければ続いていかない」
3期12年を首長の1つの節目と語る秋元市長。
追い風も逆風も吹きつけた11年余りの市政運営となりました。