値下げ踏み切る飲食店が続々 リピート率を高める狙いも スープカレー600円の大幅値下げ!北海道
物価高騰による仕入れ価格の上昇を余儀なくされる店も多い中、「値下げ」に踏み切る飲食店があります。
店が狙う戦略を取材しました。
8月ももうすぐ、値上げの波は止まりません!
サバやツナの缶詰は20円~50円の値上げに。
朝のお供でもあるヨーグルトも10円高くなります。
ナフサ供給不足の影響が続き、納豆なども対象となり、およそ1900品目が値上げとなる予定です。
その中で、あえて攻めの一手を打ち出す飲食店があります。
揚げたての鶏肉にタルタルソースをたっぷりかけた「チキン南蛮弁当」です。
(石田記者)「お弁当やハンバーガーを販売しているこちらのお店、いま行われているのが全品100円引きのフェアなんです」
こちらの店では8月末まで、お弁当やハンバーガーが全品100円引きで提供されています。
100円引きになると、チキン南蛮弁当が750円に、オリジナルバーベキューソースとチーズが相性抜群のハンバーガーは600円になり、財布にやさしい価格です。
店で使う肉の価格が上がる中、値下げに踏み切ったのはなぜでしょうか?
(Plaisir 横山知世店長)「中古車販売店の隣で営業している店なんですけど、その一角ということで、通りすがりではここにあることがわかりづらい」
店の認知度を上げたい思いと、夏休み期間に家族層をターゲットにする狙いです。
(Plaisir 横山知世店長)「きょうごはんの支度をするのは面倒だなと思った時に、ちょっとプレジールのお弁当買おうかとか、ハンバーガー買ってみようかとか頭によぎるようなお店になったら」
こちらの店では…
(藤得記者)「チキンや野菜がたくさん乗った豪華なスープカレーですが、なんと大幅な値下げに踏み切りました」
こちらのスープカレーは、これまで2490円だったのを600円下げて1890円に。
これまで高級志向で売り出してきた店ですが、6月からほぼすべてのスープカレーを値下げしました。
(札幌スープカレーおだし食堂 佐藤雅人さん)「これまで高級な分、どうしても数か月に1回という来店頻度でしたり、あとは1回行って満足みたいな背景もあったり」
価格を下げてリピート率を上げるという狙いです。
一方で味へのこだわりは変わりません。
炙った大きなチキンに道産にこだわった野菜。
羅臼産の昆布や鮭節のほか、鹿児島県産の鰹節からとっただしがスープの味に深みを加えます。
品質は落とさず、より利用しやすい価格を実現。
地元客の取り込みをはかります。
専門家は値下げしたあとからが重要だと指摘します。
(北海学園大学経営学部 今野喜文教授)「来て試しておいしかったとかよかったとか体験をしてもらってリピートしてもらう、あるいは来店し頻度を高めてもらう。そうするとお店の方も費用を削減できる仕組みもできる」
値上げが相次ぐ時代だからこそ、あえて価格を下げて客を呼び込む。
飲食店それぞれの工夫が続いています。
