2022年度 第7回 番組審議会議事概要

(1)「札幌テレビ放送 番組基準」の改正について  (2)「どさんこワイド179 第4部 大特集『知床観光船事故から半年』」について

1.日 時 2022年11月22日(火)午後3時58分〜午後5時5分

放送番組審議会photo1

2.場 所  札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議

放送番組審議会photo2

3.出席者

[審議会委員]
齋藤    一朗     委員長
伊藤  亜由美    委員
上野    昌裕     委員
栗山    恒幸     委員
平尾    武史     委員
まさき としか  委員(以上6名)

[会社側代表]
井上      健    代表取締役社長
遠藤      弦    取締役 コンプライアンス推進室長
岩崎    泰治   取締役 制作スポーツ局長
金子    長雄   取締役 報道局担当

[特別 出席] 
石本    桂一 報道局報道部編集長

[事 務 局]
渡邊    泰徳   番組審議会事務局長
池上    優子   番組審議会事務局

4.議題

(1)「札幌テレビ放送 番組基準」改正について
(2)「どさんこワイド179 第4部 大特集『知床観光船事故から半年』」について
(3)BPO報告、10月〜11月視聴者対応状況について

5.議事の概要

 2022年度第7回番組審議会が22日に開かれました。まず、第6回番組審議会に札幌テレビ放送として諮問した「札幌テレビ放送 番組基準」の改正について、「諮問の内容は妥当である」との答申を頂きました。新しい「札幌テレビ放送 番組基準」は、令和5年4月1日から施行されます。
 続いて、10月21日放送の「どさんこワイド179第4部 大特集『知床観光船事故から半年』」について審議が行われ、委員から以下のようなご意見を頂きました。

◇今回の事故はまさに未曽有の大事故。半年がたって意識されることが少なくなって来たタイミングで、この番組のように事故を風化させないよう思い出させていくのは大変意義のあることだと思った。
◇フリップで要点をまとめて、模型を使って分かりやすく説明していたのは、テレビならではだと思った。
◇捜索の様子が映像で流れたのはよかった。ボランティアの実情がなかなか分かってもらえていないので、どれだけ重要で大変であるか、視聴者にも実感してもらえたのでは。
◇ご遺族のインタビューでは、怒り悲しみ苦しみが良く伝わってきた。顔を出してもらえればなお良かったのだろうが、自分がその立場だったらと思うと胸が締め付けられた。
◇事故原因の究明状況、今後の事故防止へ向けての内容が充実しており、分かりやすく整理されていたと感じた。
◇今回初めて、乗客が当日撮影した写真が復元され紹介されたが、天候、波の状態などがよく理解できた。
◇発生日時、運航会社、船舶名、死亡者数などは、番組の途中で紹介されていたが、冒頭でまとめて伝えた方が視聴者にとっては番組に入って行きやすかったのでは。
◇国がいろいろ対策をしているという解説は、時間が短くて消化不良という感じがした。
◇まだ6人の行方不明者がいる中で、今後の捜索活動をどうやっていくかという具体的なことや、観光船運航会社への責任追及はどうなるのかについては疑問が残った。
◇冒頭、スタジオでキャスターが「長い闘いの始まりにすぎない」と言っていたが、「闘い」という言葉を使ったのは、非常に大きくて重いことだと感じさせられた。
◇この問題についてぜひ深堀をしていただき、事故を風化させることなく実効性のある対策がとられるよう、これからも継続して報道していって欲しい。

 このほか、「12月・1月の単発番組放送予定」、「10月〜11月の視聴者対応」の説明、および「BPO報告」をして終了しました。
 次回、2022年度の第8回番組審議会は、2023年1月24日(火)に開催を予定しています。