2025年度 第1回 番組審議会議事概要

「NNNドキュメント‘25 ぼくのにぃに 絵本で伝える愛情」について

1.日 時:2025年4月22日(火)午後4時00分〜午後5時10分

放送番組審議会photo1

2.場 所  札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

放送番組審議会photo2

3.出席者

[審議会委員]
赤尾     洋昭     委員長
内田     純一     副委員長
伊藤     千織     委員
小島     達子     委員
鈴木     博之     委員
日比     菜月     委員
村尾     新一     委員     (以上7名)
          
[会社側代表]
井上       健      代表取締役社長
今村       司      取締役副社長
金子     長雄     取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸     弘士     取締役 制作スポーツ局長
加藤     尚道     執行役員 コンプライアンス推進室長
須藤     剛司     編成局長
越後谷  享史     報道局長

[会社側参与]
宮本     亮二     報道局次長兼報道部長

[特別 出席]
水谷     潤子     報道局報道部プロデューサー

[事 務 局] 
渡邊     泰徳     番組審議会事務局長
鈴木     圭介     番組審議会事務局
千葉     雅子     番組審議会事務局

4.議題

(1)「NNNドキュメント‘25 ぼくのにぃに 絵本で伝える愛情」について
(2)放送番組の種別公表・B P O 報告・視聴者対応状況について
 
 

5.議事の概要

    2025年度第1回番組審議会が4月22日(火)に開かれました。始めに、前委員長
齋藤一朗氏の退任に伴い新たに委員に就任した内田純一氏を紹介後、互選のうえ、副委員長
の赤尾洋昭氏が委員長に、副委員長に内田純一氏がそれぞれ就任しました。
次に議題として、4月6日(日)に放送した「NNNドキュメント‘25 ぼくのにぃに
絵本で伝える愛情」について、各委員から以下のご意見を頂きました。
◇ナレーションが絵本の読み聞かせのような柔らかいトーンで、番組全体の雰囲気にぴった
りだった。
◇このドキュメントのように、目立たなくてもひたむきに、地道な活動に取り組む人々を
取り上げ、世の中に知らせるのはメディアの役割だとあらためて思った。
◇母であるあいかさんの葛藤や気持ちの変化にすごく丁寧に寄り添ってつくられた番組との
印象を持った。
◇障がいがあって大変とか辛いといった視点での内容ではなく、子供たちの笑顔のために
希望のために、というあいかさんの愛情や思いがひしひしと伝わってくる番組だった。
◇番組全体を通じて、非常に丁寧に作りこまれ、とても深みのあるドキュメンタリーに
仕上がっていた。
◇結節性硬化症という障がいを持った子育てについて、全国に知らしめるべきドキュメンタ
リーであると同時に、道内にいる優れた絵本作家の創作活動に迫るローカル局ならではの
ミニバイオグラフィーであった。
◇素晴らしい内容で進行したが、番組終盤は少し駆け足的になり、個人的には少し唐突な
印象を受けた。
◇女性の方ばかりが子育てしているような構図に見えた。これは日本社会全体の特徴や問題
点ということにつながるのかもしれないが、少々気になった。
◇この番組の趣旨にあった声質のナレーションで、聞いていて非常に心が穏やかになる印象
的なものだった。ただ、局が作るドキュメンタリー番組としてもう少し独自性を出すには、
局が持つ資源、すなわちアナウンサーとか、ローカルのナレーターの方を使うとか、そう
いった動きがあった方が、差別化になって良かったのでは。
◇冒頭ナレーションで、「葛藤の日々って何だろう?」「家族って何だろう?」という問いか
けがあったが、これが後半の展開につながってきて、番組のメッセージを効果的に浮かび
上がらせていた。
◇「隼人が生まれてきてくれなければ今の私はないし、これも意味があったことなのかなと
思う」という、あやかさんの締めくくりの言葉が強く印象に残った。

    このほか「番組種別の公表」「3月〜4月の視聴者対応状況」、および「BPO報告」に
ついて説明し終了しました。