2023年度 第10回 番組審議会議事概要

「今年度のSTV番組に対する感想、及び今後のSTVに期待すること」について

1.日 時:2024年3月26日(火)午後4時00分〜午後5時35分

放送番組審議会photo1

2.場 所  札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議

放送番組審議会photo2

3.出席者

[審議会委員]
齋藤  一朗   委員長 
赤尾    洋昭     副委員長
小島    達子     委員
鈴木  博之   委員
平尾  武史   委員
伊藤  千織     委員
福岡  藍子     委員
山川  桂祐   委員(以上8名)
          
[会社側代表]
井上     健       代表取締役社長
金子  長雄     取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
岩崎    泰治     取締役 制作スポーツ局長
加藤  尚道     執行役員 コンプライアンス推進室長
須藤  剛司     編成局長
越後谷 享史     報道局長

[事 務 局] 
渡邊  泰徳  番組審議会事務局長
鈴木  圭介      番組審議会事務局
千葉  雅子      番組審議会事務局

4.議題

(1)「今年度のSTV番組に対する感想、及び今後のSTVに期待すること」
(2)番組改編説明・BPO報告・視聴者対応状況について
 

5.議事の概要

2023年度第10回番組審議会が3月26日、STV本社で開かれ、「今年度のSTVの
番組に対する感想、及び今後のSTVに期待すること」について、各委員から以下のような
ご意見を頂きました。
◇美瑛ヘルシーマラソンを始め、STVは番組を通じて北海道の大自然、景色などを美しく、
魅力的に見せてくれる。北海道に住む一人としてとても嬉しく思える。
今後もその土地ごとの風景の特徴や魅力を伝えていってほしい。
◇ドキュメンタリー番組は見応えのあるものが多かった。一見地味に見えたり、放送時間も
恵まれていない時間帯であることも多いように思えるが、事実は、「ドキュメンタリーは
テレビ報道の良心」ということ。
◇8 月放送「シェア帰省〜ウチの地元に帰ろう〜」と10 月放送「ハレバレティモンディSP
〜石狩川完全制覇2023 夏〜」が印象深い。いずれも出演者の素の魅力が出ていて、リアク
ションもストレートで好感度が高かった。同じバラエティでも目の前の出来事、ハプニン
グにも自然体で向き合うタレントの姿や素の表情が引き出されたシーンに心を動かされた。
◇食糧と物流やアイヌ民族など北海道ならではの特色にフォーカスしたドキュメンタリーが
印象に残った。多面的で独自の切り口で企画制作することによりポテンシャル豊かな北海
道の魅力をきちんと引き出して価値をしっかりと高めているのが、他局にはないSTV固
有の強みだと思う。
◇STVの大きな特色としては、高い問題意識、ユニークな着眼力、それを企画力へと昇華
させ、多面的でバランス感覚や倫理観を持った取材と番組作りをしていることだと思う。
それが、視聴者が安心して見ることが出来る地元に密着した番組につながり、視聴者一人
一人が考える番組につながっているのではと思う。
◇バラエティ番組は、安全面、コンプライアンス面で十分に配慮がされて作られているもの
ばかりと感じる。良い意味で真面目なバラエティ番組。脇の甘さを感じさせない、しっか
りとした番組作りをしている。
◇一方で、バラエティ番組(5月放送「1×8いこうよ」 7月放送「ブギウギ専務」)は出演
タレントの個性に頼り過ぎで、番組企画本来のテーマが見えにくい面があったように思う。
◇もう少し、初めて見る人でも入りやすい、それまでの展開やストーリーをそっと伝えて
くれるような気配り、仕掛けがあるともっと視聴者増につながるのではないかと思う。
◇全体的に、対象作品に対して続編を期待する声が多かった。充実した内容であることは
もちろんなのだが、内容量的に放送時間内には収容しきれず、詰め込み過ぎていたり、
テーマが絞り切れずに全体的に薄い印象になってしまっていた面は否めない。
◇今のSTVには毎週見続ける番組が正直あまり思い浮かばない。ぜひバラエティでそう
いう番組を作っていただきたい。日常の嫌なことを、お腹を抱えて笑って忘れられるよう
な番組が昔はあったと思うが、今は中々ないのでそうした番組を期待する。
◇STVの審議対象番組を真剣に見て、考え続けた結果、テレビの役割や可能性に気付か
された1 年だった。
◇番組審議会の対象番組視聴を通じ道内の人々の活動、暮らしぶり、その地に潜む社会問題
など、毎回知らないことをたくさん発見。自分の知らないこと、分かっていなかったこと
を教えてもらった。

このほか、「4月の番組改編」、「2月〜3月の視聴者対応」、「BPO放送倫理・番組向上
機構に関する報告」「4月1日施行の新・番組基準及び新・番組編成方針」についての説明を
行い終了しました。