2022年度 第2回 番組審議会議事概要
「どさんこドキュメント 絆の果てに 〜 北方領土交流3 0 年の現実〜」について
1.日 時 2022年5月24日(火)午後3時57分〜午後5時06分
2.場 所 札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議
3.出席者
[審議会委員]
齋藤 一朗 委員長
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 亜由美 委員
福岡 藍子 委員
まさき としか 委員 (以上5名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
石部 善輝 取締役SDGs推進室長
長岡 孝之 編成局長
金子 長雄 報道局長
須藤 剛司 制作スポーツ局長
越後谷 享史 コンプライアンス推進室長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局報道部長
[特別 出席]
長坂 信行 報道局報道部副編集長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
池上 優子 番組審議会事務局
齋藤 一朗 委員長
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 亜由美 委員
福岡 藍子 委員
まさき としか 委員 (以上5名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
石部 善輝 取締役SDGs推進室長
長岡 孝之 編成局長
金子 長雄 報道局長
須藤 剛司 制作スポーツ局長
越後谷 享史 コンプライアンス推進室長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局報道部長
[特別 出席]
長坂 信行 報道局報道部副編集長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
池上 優子 番組審議会事務局
4.議題
(1)「どさんこドキュメント 絆の果てに 〜北方領土交流30年の現実〜」について
(2)BPO報告、4月〜5月視聴者対応状況について
(2)BPO報告、4月〜5月視聴者対応状況について
5.議事の概要
2022年度第2回番組審議会が5月24日に開かれました。議題は、5月3日放送の「どさんこドキュメント 絆の果てに 〜北方領土交流30年の現実〜」で委員から以下のようなご意見を頂きました。
◇北方領土の返還を目指して30年間にわたりビザなし交流を続けてきた元色丹島民の得能宏さんのこれまでの活動や、北方領土問題に関する国の対応の歴史、そして領土問題解決の難しさなどが、コンパクトにわかりやすくまとめられていた。
◇ロシアのウクライナ侵攻による日ロ関係悪化を機に、こうしたドキュメント番組がタイムリーに放送され、25分の短い番組だったが、北方領土問題の知識を整理するにはたいへん役立った。
◇得能さんが、「北方領土が何年後に返還されるのか、それが近いのか遠いのかも分からない。分からないから人生は楽しい」と語っていたが、その境地に至りこの言葉を発した、その道のりこそが北方領土交流30年の現実そのものなのではと思わされた。
◇この番組で素晴らしいと思ったところが、得能さんの魅力がよく描かれていたところだった。違う方だったら、ここまでこの番組が良いと感じられなかったかもしれない。ドキュメンタリー制作において、人選は非常に大事だと思った。
◇この番組は、全てのシーンに日付の表示が必要なのではないかと思った。ロシア軍の侵攻の前後はもとより、いつ撮った映像かによって、言葉の信頼性やその裏側、見える風景が全く違ってくると感じた。
◇元島民の得能さんが、現在色丹島に住むトマソンさんと、自分の息子と同じ年齢という理由で、これほど深い付き合いが出来るのだろうかという気がした。もし「絆」という言葉を使うのであれば、お互いが惹かれた部分や分かり合える部分などをもっと説明してほしかった。
◇ビザなし交流では、得能さんとトマソンさんのような深い関係を構築しているケースもあることに驚いたが、トマソンさんから「領土問題はないと思っている」、「日本とは良い隣人関係」という発言があり、この二人の間にでさえ考え方の相違があることが、領土問題の難しさであることを知らされた。
◇得能さんという北方領土の元島民の心情に寄り添った番組内容だったため、タイトルに「絆」という言葉が用いられたと思うが、ロシアという国家が一筋縄ではいかない相手であるという現実の中で、今後は、領土問題だけでなく、漁業交渉など、北海道とロシアとの関係を客観的に浮かび上がらせる番組づくりも期待したい。
このほか、「6月の単発番組放送予定」、「4月〜5月の視聴者対応」、および「BPO報告」をして終了しました。
次回、2022年度の第3回番組審議会は、2022年6月28日(火)に開催を予定しています。
◇北方領土の返還を目指して30年間にわたりビザなし交流を続けてきた元色丹島民の得能宏さんのこれまでの活動や、北方領土問題に関する国の対応の歴史、そして領土問題解決の難しさなどが、コンパクトにわかりやすくまとめられていた。
◇ロシアのウクライナ侵攻による日ロ関係悪化を機に、こうしたドキュメント番組がタイムリーに放送され、25分の短い番組だったが、北方領土問題の知識を整理するにはたいへん役立った。
◇得能さんが、「北方領土が何年後に返還されるのか、それが近いのか遠いのかも分からない。分からないから人生は楽しい」と語っていたが、その境地に至りこの言葉を発した、その道のりこそが北方領土交流30年の現実そのものなのではと思わされた。
◇この番組で素晴らしいと思ったところが、得能さんの魅力がよく描かれていたところだった。違う方だったら、ここまでこの番組が良いと感じられなかったかもしれない。ドキュメンタリー制作において、人選は非常に大事だと思った。
◇この番組は、全てのシーンに日付の表示が必要なのではないかと思った。ロシア軍の侵攻の前後はもとより、いつ撮った映像かによって、言葉の信頼性やその裏側、見える風景が全く違ってくると感じた。
◇元島民の得能さんが、現在色丹島に住むトマソンさんと、自分の息子と同じ年齢という理由で、これほど深い付き合いが出来るのだろうかという気がした。もし「絆」という言葉を使うのであれば、お互いが惹かれた部分や分かり合える部分などをもっと説明してほしかった。
◇ビザなし交流では、得能さんとトマソンさんのような深い関係を構築しているケースもあることに驚いたが、トマソンさんから「領土問題はないと思っている」、「日本とは良い隣人関係」という発言があり、この二人の間にでさえ考え方の相違があることが、領土問題の難しさであることを知らされた。
◇得能さんという北方領土の元島民の心情に寄り添った番組内容だったため、タイトルに「絆」という言葉が用いられたと思うが、ロシアという国家が一筋縄ではいかない相手であるという現実の中で、今後は、領土問題だけでなく、漁業交渉など、北海道とロシアとの関係を客観的に浮かび上がらせる番組づくりも期待したい。
このほか、「6月の単発番組放送予定」、「4月〜5月の視聴者対応」、および「BPO報告」をして終了しました。
次回、2022年度の第3回番組審議会は、2022年6月28日(火)に開催を予定しています。